過去を脱ぎ捨て、自分の道を作る。

ふー。6月に入った瞬間、自分が心底携わってみたいお仕事が続いていて、あっという間に半月経ってしまった。フリーランスだから仕事や収入に波があるのが当たり前、そんな言葉がようやくしっくり来ている今日この頃。今は撮影&インタビューの仕事がすごく多くて、それはそれで大好きな仕事なんだけど、本音を言うともっと撮影だけの仕事も増やしたいな。写真が好き。カメラが好き。写真にまつわる全てが好き。好きって言葉じゃ片付けられない位好き。誰かを好きになるとドキドキしたりするけど、そういうのを超越していて、人を好きになるより多分写真が好き。写真を撮っていると楽しいしドキドキするし自分が解放される気がする。そこまで好きになれるものに出会えて本当に幸せ。

一方で文章を書くことも好き。自分が書いた記事を褒めてもらえることがあって、その時「魂込めて書いたからね」って返せる記事がある。もちろん全ての記事に同じだけ熱量を注いで入るけれど、どうしても自分にリンクしていたり、インタビュイーのことが心底好きだったりすると、思い入れが変わってくる。誰かの想いを言葉に変換して届けるという仕事。すごくすごく責任のある仕事だと思う。だから相手の気持ちになって、なんて生半可な気持ちじゃなくて、相手に憑依して書くようにしていて。相手が発信する記事、動画、TV、書籍は当たり前のように目を通すし、SNSやブログもなるべく読む。そうすると、ポロッと相手の本質を表す言葉が出てきたりして、インタビュー中に聞いた話と合わせて書くと、すごく幅のある記事になる気がする。相手の写真をプリントアウトしてPCに貼って書くこともある。そのくらい、相手の思いを伝えるということに本気だ。

写真を撮ること。

文章を書くこと。

私にとって、これが生きるすべ。

フォトグラファー/ライターという肩書は自分で作ったもので、長いから省略しちゃいたいなーってたまに思うんだけど。でもフォトグラファーも本気、ライターも本気って気持ちを表したくてあえてフォトグラファー/ライターという長い肩書を使っている。フォトライターでもないし、フォトエッセイストでもないし、ライターが写真をかじっているのでもないよ。私は本気で写真とも文章とも向き合っているんだ。

しいたけ占いの下半期を見ていて、うなずけることばかりで驚いた。下半期は「守る」なんて意識はいらなくて「攻める、つくる、新しい体験をする」なんだって。今、自分のエネルギーが拡大しているのをすごく感じていて(スピリチュアルなお話ではなく、仕事の領域が広がっているということ)。でも一方で学生時代や会社員時代の冴えない自分もどこかに残っている。スクールカースト的には中の中だったし(イケているグループではなかったということ)、アルバイトは全然続かなかったし、サークルでの人間関係も全然うまく築けなかったし、会社員時代も決して仕事のデキる編集者じゃなかった。

でも、今、まだまだ経験不足な部分はあるにせよ、以前に比べるとわたしらしく仕事ができている。一人で楽しく生きていけるだけの収入もある。だから、過去のイケていない自分をそろそろ脱ぎ捨てるべきときなのかな、と思う。今日、ランチした素敵女子二人に「わたしらしさは何?」って聞かれた。即答で「変化すること」って答えた。本当は変化は怖い。でも変化するタイミングなんだと思う。変化するということは、過去の自分を否定したり越えていかなければいけないことだから、苦しいし、至らなさ凹むことも多いけれど、そんな自分を見て見ぬふりして現状維持よりは、私はもっとやりたい仕事がある。成し遂げたいことがある。それは決して自分勝手な思いじゃないよ。仕事や作品、そして私の何だかよく分からないでこぼこな経歴を見て、小さな希望を持ってくれたり、私も頑張ろうって思ってもらって、だれかの人生がほんの少しでも前向きなものになれば良いなって思う。言葉にすると陳腐になっちゃうけれど、でも本心。

ふぇー!

久しぶりにブログ書いたからいっぱい本心書いちゃった。SNSだとどうしても一目を気にしちゃうし、HPだとクライアントさんが見るし、って何だかどっちつかずな感じだったけど、たまにこうやってガガーっと書くと気持ちが整理されるなぁ。毎日色々あるし、明日もきっと色々あるし、それでも人生は続いていくんだから、自分の好きなように生きたい。それは楽な方に流されるのでは決してなくて、遠く見える目標を意識しつつも、自分で自分の道を作っていく、という感じ。