コンプレックスを強みに変えよう

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ということで、写真集の納品のために京都に出張に来ています。恵文社一乗寺店さんに納品を終え(→詳細はこちら)、その後アーティストとして活躍されている野村佳代さんとお茶しました。

野村さんとの出会いは今年2月。清澄白河のiki ESPRESSOで個展を開催するにあたってインスタレーションビュー及びプロフィール写真の撮影を担当したことがきっかけで、お知り合いに(→その時の記事はこちら)。

きちんとお話するのは今回が2回目でしたが、絵と写真という違いはあれど、考えていることや今の職業に至った経緯に似ている部分があり、同じ熱量で話せる時間は心地よいものでした。


私にはコンプレックスがいくつかありますが、その中でも根強いのが「専門的な写真教育を受けていない」ことです。専門学校や美大に行っていませんし、スタジオ勤務経験もありません。いわゆる一般的な写真家が通る道を全く通っていないのです。だから根無し草のように感じることも多いし、一般的な道を歩んでいない自分を恥ずかしく思うことも、正直あります。

写真家としてスタジオでバンバン広告写真を撮りたい
賞を獲って有名になりたい

そんな気持ちがないと言ったら嘘になります。

でも、一般的でない自分も含めて個性なのかもしれない。と、今日、野村さんと話していて思えてきました。フォトグラファーなのに書けるというスキルは、紛れもなく大学時代に新聞学科でたくさんレポートを書きまくったことや、出版社で原稿を(ひいひい言いながら)書いたおかげだろうし…。

「写真業界」という小さなくくりで見たら、もしかすると私は異端なのかもしれない。専門的な教育を長年積み重ねてきた人にとっては、目障りかもしれない。

でも「表現する」とか「誰かの想いを伝える」という大きな視点で見たら撮って書けることは紛れもなく私の強みであり、個性だ。今持っている強みを活かす方向性で進んでいけば良い。

(もちろん写真家としての鍛錬は重ねて行きたくて、来年とあることに挑戦予定ですが、それはまた追って)

みんな、悩んで、みんな、もがいている。でもその過程もきっと大切。そう思えた良き時間でした。