自然にふれることで、日常に読点を。

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最近自然をすごく欲するようになった。海、山、おいしい空気、鳥のさえずり。8月後半から土日も撮影が続いて、全然休みが取れていなくて今日は平日お休み。思い立って高尾山に行ってみた。アトリエの最寄り駅からは1時間くらい。平日朝だったからか、人はまばらで、高尾山口駅に着いた瞬間、なんかいい気がして。ゆっくりゆっくり登ってみた。

山経験はこれが始めてではない。5年前に高尾山、その後屋久島、富士山と一時期山にハマりそうになっていた。でも富士山があまりに過酷で辛くて。。距離を置いていた。でも今日そういう辛い登山じゃなくて、ゆるく自分のペースで登ってみたら、思った以上に楽しくて心地よくて。一人で行ったからか自分と話しながら上に登っていく感覚とか、葉が揺れる音に心が動かされたり、木漏れ日のまぶしさに目を細めたり。東京のコンクリートの中かく汗とは違うすっきりした汗をかきながら頂上へ向かった。

風が笑っちゃうくらい気持ちよくて、頂上に登る達成感があって。それが都内からたった1時間の場所にあるなんて。

最近の私は自然にふれることで、連綿と続く日常に区切りをつけている気がする。仕事が大好きだから仕事ばかりしそうになるけれど、立ち止まって自然にふれる。自然の中に身を置くことで、自分の考えも深まり、不思議と仕事を頑張ろうというモチベーションも上がる。アウトプット欲も湧く。仕事ばかりしているとついミクロな視点になって小さなことにくよくよいらいらしてしまうけれど、自然の中ではそんなものは無用。スケールの大きな自然を全身で感じるとマクロな視点を持てる。

今の私はまだ東京に住み続けると思う。東京が好き。仕事も東京中心に頑張っていきたい。でも定期的に自然に触れていたいとも思う。自然とともに暮らすライフスタイルがかっこいいのではなく、必然のような気がするの。アトリエがある代々木公園は場所が絶妙だということにも気づいた。代々木公園自体はカラスが多いからちょっと苦手なんだけれど、高尾山へも藤沢へも電車で1時間。山にも海にもすぐふれられる。人間だって自然の一部なんだから、もっと自然との距離を近づけていきたい。それが回り回っていい仕事、いい人間につながっていく。