Canvas_002(女優・森田想さん)

まっさらなキャンバスに見立て、その日の感情で染めていく。被写体の内面と向き合い、作り手も何度も対話を重ねて作り上げる作品。

002には森田想さんに登場してもらいました。

当日のフィーリングでみんなで色を選び、ポージングの指定もなし。感情にゆだねて撮っていく。それは普段の仕事とは異なるアプローチ。事前にあれこれ決めるだけが、いい撮影をつくるとは限らないって思うから。

この企画をどこかでやりたいなあと思っているんです。雑誌、WEB、カタログ、展示…見たこともない表情をすくい上げられて、その日しか撮れないオリジナルな作品になる。

女優さんが続いたけど(前回は前田敦子さん)、子どもが被写体になってもいいし、おじいちゃんでもいいかも。

このワクワクする企画を一緒にやりたい〜!撮影したい!って方、ぜひぜひ私たちにご連絡ください。超真面目にいいもの作ります💪💪

m: @kokoro_morita
ph: @naotadachi
hm: @hm_aoinagasawa
st: @94tomo_kushikawa

【Work】「AIR SHELF」コンテンツ制作

つっぱり棒トップシェアメーカーの平安伸銅工業とTakramのコラボレーションブランド「AIR SHELF」のコンテンツ制作に携わっています。

「心地よい棚、心地よい暮らし」というコンセプトで、壁を傷つけず好きな高さに美しい棚を設置できるシェルフシステム。ミニマルで機能的で、どんな暮らしにもしっくり馴染むプロダクトのデザイナーは、友人のNAO IWAMATSU。

私は「棚と暮らし」の楽しみ方を一緒に考えるコンテンツを企画し、クライアントと対話を重ねながら、立ち上げ・制作・アウトプットまで全般に関わっています。

  • WEBコンテンツの企画、構成
  • 撮影
  • インタビュー、執筆

尊敬している友人が手がけたプロダクトの魅力に光をあてる仕事ができて、本当に光栄です!そしてブランドの想いが今の私とリンクしていて、書くのがとにかく楽しい。

私たちの毎日は刻々と変化していく。その変化を棚にもしなやかに反映できたら、きっと心地よい暮らしに続いていく。

ぜひご覧になってください。
→「独立・引越・出産。変化を支える軽やかな棚とは?(ALNE・美紀)

【Work】勝田里奈さん撮影

元アンジュルムのメンバーで、アパレルブランド「PoFF」のディレクターである勝田里奈さん撮影しました。雰囲気を纏う、人。

アイドル時代から好きで、ブランドを立ち上げた後も、服、SNS、ブログなどさまざまな発信をいつも楽しみにしていました。強くてやさしいまなざしと、確固たるセンスに惹かれています。

撮影させてもらえて、本当にうれしかったです。

「好きがちがう。そこも好き。」勝田里奈さんがみつけた私の「好き」

一区切りを迎え、ままならないを愛すること-年始のご挨拶-

3年前の年末年始はずっと忘れないと思う。頭がぼんやりして、常時気持ち悪さと隣り合わせ。つい1ヶ月前まで、元気に外を歩いて、仕事したり、お酒を飲み交わしていたのに。

年の瀬に妊娠がわかり、2021年は妊娠・出産、2022年はじめての育児。楽しかったけれど、日々を生き抜くのにいっぱいいっぱいだった。

2023年。子どもと手をつないで散歩できるようになり、会話が少しずつ成り立つようになり、お世話フェーズから、人として共に暮らす感覚に近くなってきた。

育児に少し余裕が生まれたことで、仕事の土台も改めて作り直せた。それは妊娠前とは異なった形。心地よい人、心地よい仕事。消費せずに、互いに心を寄せて、力を合わせていいものづくりをする。朗らかで健やかな仕事の数々。

2023年が終わった時、ああ一区切りだと思えた。

2024年は、もう、あたらしいことにどんどん飛び出していける。力は抜けているのに、心は高揚感に満ちていて、さあ、どんな未来を作っていけるだろう。

今年のテーマはHome&Challenge。今まで種を蒔き、育ててきた木々を活かして家を作っていくことに挑戦していく。

それは仕事においては撮影や執筆の仕事だけでなく、企画から携わることで「世界観」を作ることだったり、チームとして働くことだったり。暮らしにおいては、家をつくっていくこと。どれもうまくいくか、いかないかわからないけれど、まず挑戦する。そんな余白がようやく出てきた。

だけど、一番、大事にしたいこと。それは過程やあわい、ままならなさを愛しむこと。

子どもが生まれて以降、目標に向けてまっすぐ進むことが本当に難しくなった。公園に行こうとしても、途中でどんぐりを拾ったり、葉っぱで遊びはじめたり。大切な撮影前日に熱を出して、慌てて実家にヘルプを頼んだり。独身や夫婦時代は当たり前にできていたことが、まあ、できない。成果や目標だけを求めると苦しくなる(だって叶えられないことが多いんだもの)。

でも、そこに至るまでの過程も案外、楽しかったりする。灯台のような目標は心に持っておきつつ、途中を否定しない。季節でうつろう光の美しさ、息子とのくだらない替え歌、気のおけない友人との朝ごはん。今と理想のあわいを楽しめたら、もう毎日毎分が楽しくなる。というか年末年始、そう心がけたら、とっても楽しかった。

2021年に『あわい』という小さな雑誌を出版し、そのときは、物事の間(あわい)を受け止められたらと祈りながら作っていた。2024年のわたしは、受け止めた上で、積極的にあわいを楽しみたい。

2024年も、光と影をあわせもつ生きざまを届けること。写真と文、対話や植物で自身とつながる手助けをすることで、「私はわたし」と安堵に満たされ、清々しく生きるお手伝いをできたらと願っています。たくさんの方に出会える1年でありますように。

【Work】くらすこと記事掲載

くらすこと、という素敵なブランドが福岡にあります。存在を知ったのは出産して、少し経った頃。目の前にいる子をどう育てていくのが、良いのだろう。迷ったわけではないけれど、小さな指針みたいなものがほしくて、出会ったのが、くらすことを主催する藤田ゆみさんの「子どもと一緒にスローに暮らす おかあさんの本」でした。

2年の時が経ち、私は神戸の淡河町で作陶にはげむ、十場あすかさんに出会うことになります。内側から湧きたつ何かがあって、お話を伺いに行った2023年2月。そして書き上げた5月。あすかさんの物語を、私のHPだけにとどめておくなんてもったいなくて、相談したメール。

いろんなご縁を繋いでいただき、くらすことのウェブマガジンで、十場あすかさんのインタビュー記事を掲載いただきました。前編・後編の2つの物語で、私のHPよりゆっくり読み進めることができると思います。

後編のタイトル「目の前に向き合い続けたから、できない自分も愛せるようになった」が大好き。そうなりたいなって思う。

ぜひ、ご覧いただけるとうれしいです!

【前編】合わないものを削ぎ落として ようやくたどり着いた陶芸の道
【後編】目の前に向き合い続けたから できない自分も愛せるようになった