頑張りすぎる自分をセルフケア

先週。子がはじめて高熱を出し、救急で病院にかかって、1日で熱は下がったものの胃腸かぜになって、また病院に行って。ミルク量が減ったり、泣く時間が増えたり、いつもと違う様子に気が休まらなかった。

そんな中、仕事でいろいろな案件が動きはじめ、もう楽しくて。脳みそフル回転ぴゅーんって邁進していたら、一昨日の夜、首肩腰がカッチコチになってしまった。少し動かすだけで痛みが走って、気持ちがぐんと落ち込む。

ああ、私、頑張りすぎてた、とようやく気づく。やることが多くて、体に無理をさせていたんだ、と気づく。体が本調子じゃないと心もうまくいかない。一昨日の夜、夫と些細なことでケンカして、さらに”くさくさ”した気持ちに拍車がかかる。

そんなときは、セルフケアに限る。

昨日、昼寝を数時間させてもらい、気分転換に1時間散歩し、湯船にゆっくりつかって、お手製バームで首肩腰をもんだら、体の痛みが少し和らぎ、結果、気分が晴れた。

どうしても頑張ってしまう。誰かの期待に応えようと無理をしてしまう。染み付いた癖はなかなか直らない。でも数年前と違うのは、頑張ったあとのリカバリー=セルフケアを身につけつつあること。一足飛びに何でもできるようにはならない、心身を整えるのも少しずつ、少しずつ。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊