スターになれなくたって

芸人、放送作家、ラジオパーソナリティとして活躍する佐藤満春(サトミツ)さんが『スターにはなれませんでしたが』を出版されました。

芸能人なのに地に足がついていて、枠にとらわれないお仕事をしているサトミツさん。その姿に共感して、3年前『あわい』でご紹介させてもらったことを機に、今回、少しだけ構成のご提案などお手伝いさせていただきました。

最初、送ってもらった原稿データ名が「影が薄い」で。最高か、と(笑)

「有名でなくても、それはそれで存在していい」
「100人キャパで、100人に喜んでもらうことにも意味がある」
「1つのことで旗を立てられなくても、自分で山を作って一番を目指せばいい」

著書にはそんなサトミツさんならではの生きざまが綴られています。

サトミツさんって”諦め”と”自愛”のバランスが絶妙。諦めているのに諦めてないし、器用にできない自分を受け止めながら、それでも愛するしかないと言い切る。

私は『あわい』で言ってくれたこの言葉が大好き。

現在進行系で道を切り開き続けている人の言葉だから、刺さるし、勇気をもらえるんだろうな。

世の中を「スター」と「そうでない人」に分けるとしたら、後者が圧倒的に多いと思う。でも別に卑下する必要も残念がる必要もない。『スターにはなれませんでしたが』その言葉の続きは、ぜひ著書で。

(よければ『あわい』も合わせ読みしてください。7千字インタビュー!)