まずは、受け止める

子どもと過ごしていると、先に受け止めることの大切さを実感する。

たとえば、どうしても手が離せなくて、子どもが泣いてしまった。そんな時、手が離せなかった理由(要するに大人の都合)をこんこんと説明しても、涙は止まらない。

「本当は自分を見てほしかったのに、見てもらえなかったことが悲しかったんだね、寂しかったんだね」と声をかけて、気持ちを受け止める。すると、次第に気持ちが落ち着いてくる。その上で、手が離せなかった理由を説明する必要があれば話せばいい。

今朝、まさにそういうことがあって、子どもの気持ちを受け止めた瞬間、すっとフラットに戻った感じがあった。妊娠中、つわりがあることを受け止めたら、少し症状が軽くなったのも、多分同じ。

どうしても、自分の都合を通したくなるけれど、まずは、受け止める。そうすることで、いろんなことがうまく回るのかもしれない。

【Work】渋谷飴インタビュー&執筆

ここ数年、仕事する上で職業とかジャンルとか、有名だとかそうじゃないとか、そういうことが全く気にならなくなりました。

今をときめくアイドルだとしても、人間として話ができないといい写真は撮れないし、逆にその辺にいるおっちゃんに豊かな人生教訓があったりもする。

どんな人でもスタンスは同じ。人間として向き合って、生きる姿を届けたい。

渋谷飴はそんな想いとぴったりなお仕事でした。

どこを切っても、ちがう顔。渋谷飴は、渋谷区と深い関わりを持つ様々な人の顔が現れるキャンディー。

ここではりゅうちぇるさんも大学生もギャルもレコード屋店員も同じ一人の人として紹介されています。みなさんの想いや生き方に耳を傾け、リーフレットの執筆をしました。こんな仕事を丁寧にこれからもやっていきたい。

────
クリエイティブディレクター:青沼克哉(SIGNING)
アートディレクター:加藤咲
コピーライター:川上茉衣(博報堂)
プロデューサー:高橋比香理(SIGNING)
プロデューサー:郭晴芳(CINRA)
イベントプロデューサー:酒巻俊哉(SIGNING)
ライター:七緒(写真と文)
飴制作:まいあめ

元気がない日も、光を見つけたい

昨日、Instagramにストーリーズをあげたら、今までにない反響があった。

なんだか落ち込む日、イライラする日、無力感を覚える日。SNSやYouTubeを見ていると、その気持ちが加速することも。本当はそんなことないのに「自分なんて…」「あの人は恵まれてていいな」ってくさくさしてしまう。

ストーリーズをUPしたのは、昨日、私自身が疲れていたからで、そういった時でも無理なく摂取できて、小さな光を感じられるコンテンツを作りたいなあとずっと思ってる。意外とないんだよな〜。

私は結局アイドル動画に逃げ込むんだけど、万人受けするとは思えないし。笑 (昨日は思い切って仕事お休みにして、マッサージで体整えて、あややの動画をひたすら観てたよ)

しっくり来るのは音声コンテンツ。ラジオやPodcastは寝ながら摂取できる。ソファやベッドでだらだらしながら、気持ちが軽くなったら良いよね。写真と文の記事でもいいかも。

でも今の私にはそれを立ち上げるリソースがなくて、どこかの企業や媒体と一緒にできたらいいなと、皆さんの反響を見ながら思った。一人でやるより、誰かとやった方が広がっていくし続けやすい(ご興味ある方、ご連絡いただけるとうれしいです◎)。

ひとまずは、毎週書きためているこのBLOGの場が、小さな光になれば。

【メディア掲載】U35つくるひと事典

『U35つくるひと事典』にて最近の仕事や作品を紹介してもらいました。編集はお世話になりまくりなhaconiwaさん。

クリエイター紹介本って実はたくさんあるのだけど、haconiwa編集部の視点ってだけで、なんかもう安心安全楽しいわくわくって感じだし、同世代でこんなに美しい仕事してる方いるのか…!と激しく刺激をいただきました。

肩書きを変えてはじめての書籍。ここからご縁が広がっていくのも楽しみ。書店でぜひ手に取ってみてください。

写真家・1歳母のモーニングルーティン

朝、いかに集中して仕事を始めるか、というのが課題だった。夫婦だけのときは特段ハードルもなく普通に過ごせていたけど、子どもが生まれてからは、離乳食の米粒やおもちゃが散乱、着替えもままならない朝、が日常。

半年、試行錯誤して、ようやくルーティンにたどり着いた。

7時、起床。子ども&自分の着替えやごはん→遊ぶ。夫と分担しつつ、家族で楽しく過ごす時間を確保。6〜7時代に仕事しようと試したこともあったけど、起きられないし、子どもと一緒にいたくて諦めた。

8時、子どもの送迎と同時に家を出る。保育園送りは基本的に夫担当。私は徒歩5分ほどの木場公園へ向かう。

着いたら、森に入って、お気に入りの場所へ。かさかさ落ち葉を踏みながら、木を見上げる。ふうっと深呼吸。自分を中心に戻す、大事な習慣。そのまま散歩したい気持ちもあるけれど、とんぼ返りで帰宅。

8時15分。床に散らばる絵本やおもちゃをざっくり棚に戻して、家中の窓をあけて空気の入れ替えをして、掃除機をかける。洗濯をすることも。

8時25分、珈琲を淹れる。清澄白河に住んで、おいしい珈琲を飲みまくったことで、すっかり好きになった。豆から挽いて…なんてことは時間的に無理なので、ドリップバッグか粉から淹れる。湯を注ぐごとに集中力が増していく、ような気もする。

8時30分。仕事スタート。

子どもと過ごせる時間は、みっちり子どもと一緒にいる。そして自然にふれて、部屋を整えて、自分をまっさらに。最後に珈琲でスイッチを入れる。そんな流れが今の私のモーニングルーティン。