インスタQ&Aの理由

最近、InstagramのQ&Aが面白くて定期的にやっている。ストーリーズで「質問はありますか?」と募集して、いただいた質問に答えていくもの。たいてい1回につき10個ほど質問が集まり、一つひとつ私の経験や考えをつらつら書いている。

タレント・モデルなどの有名人や企業アカウントでやっているのを見て、投稿からはこぼれ落ちてしまう人となりや熱さが垣間見えて、ずっと興味があった。でも「質問が来なかったら恥ずかしいし」「自分の意見が受け入れられるかわからないし」とやりたい気持ちに蓋をしていた。

転機となったのは今年秋に自分と向き合ったこと。他人の評価や数を気にしがちな自分に気づき、いやいや数が多いのが正義でもないし、私であることそのものが素晴らしいんだと考えを少しずつ補正していっている。その中で「Q&Aやってみよう」と思い至った。質問が来なくたっていいやん。あくまで一意見として楽しんでもらえたらいいやんって。

質問に答えることで、誰かの役に立てているかはわからない。だけど私の熱い性格(長文で答えるのがデフォルト。笑)とか、少しでも機嫌よく暮らし仕事するために考えていることとか、日々ぶちあたる壁から学んだ気づきが少しでもヒントになればいいなあ。

あと回答を通じて自分の価値観が浮かび上がってくるのは純粋に面白い。投げかけられないと考えないことってある。たとえば「高校時代にやっておくといいことは?」とか。その回答はInstagramを見てみてください◎

仕事、暮らし、写真、文章、妊娠、子どものこと。ジャンルレスに答えているので、気になった方がいたら次の機会にぜひ〜!小さく小さく自分の殻を破ってみる日々です。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版

途方も無い幸福感

昨日、ちょっと遅めのお宮参りとお食い初めが終わった。去年12月に妊娠がわかったので、1年経ってこんなに愛しい存在が目の前にいることが不思議でうれしくて仕方ない。

こないだ「家族のリズム」で仕事と育児は切り替えられる方だって書いたけれど、最近なかなか切り替えがつかなくて困っている。生まれた瞬間からかわいかったけど、生後2ヶ月に入った頃から笑顔や言葉(あーうーあーうー言う)が出はじめて、かわいさレベルがギュッイーンと上がった。すると私が子どもから離れがたくなっちゃうのである。切り替えられないのであーる。

生まれる前は「子どもが生まれて仕事が減ったらどうしよう」だった。それが今では「子どもがかわいくて離れたくない、だっこしたい、においかぎたい、ずっとくっついていたい。でも仕事も大好きだからやるんだ」という変わりよう。

子どもができた親はみんなこんな感覚になるんだろうか?途方も無い幸福感。泣いたって笑ったって何してたって全部全部かわいいよ。生まれてきて本当にありがとう。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版

家族のリズム

11月から週3・数時間というペースで仕事復帰し、心地よい毎日を過ごしている。

1日は育児と仕事がゆるやかに入りまじる。今日は4時頃から子が何度か起きたのであやしつつ、7時に朝ごはん、そして30分だけ仕事。10時からおむつなし育児の交流会に夫・子・私で参加し、午後は編集者さんと打ち合わせして、夕方まで執筆。その後、子のお風呂、寝かしつけと続いていく。夜はゆっくり本を読んだり、夫婦で話したり自由に過ごす。

子といる時間、仕事している時間。パンッと時間を区切らないと難しいかなあと思っていたけれど、意外と秒で切り替わる。目の前のことにただ集中、ただ楽しむ。それが秘訣なのかもしれない。というか仕事の合間に子とたわむれることで気分転換できるし、その逆もしかり。

私が仕事している間は、育休中の夫が子と遊んでいる。夫婦ふたりのときには考えられなかったほど、目尻をでろでろ下げ、かわいいかわいいと連呼している。もうすぐ生後3ヶ月、ようやく家族のリズムができてきた。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版

”毎日”への憧れ

毎日コツコツ続けられる人に憧れがある。たとえば日記、たとえばブログ。意気揚々とはじめるのだけど、見事に3日〜1週間坊主。ほぼ日・糸井重里さんの「今日のダーリン」もそうだし、最近気になっているのは家族カレンダー。2016年5月15日〜今日までの毎日、家族との日々が描かれている。

内容は他愛もないことなんだろうけど、誰かの生活って愛しくて興味深くていいよなあ。有名無名関係なしに、人の生活って「生(なま)」だから惹かれる。

子どもが生まれて(子どもが生まれて変化したことが多くて、この書き出しばっかりになってしまう。変化していないことももちろんあるのだけど…)毎日大きくなっていく子の成長や心境の変化を書き留めたいなあとふつふつ。さて、できるのか、できないのか。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版

生きざまを柔らかく届ける

撮影復帰しました。今週はいきなり3本。たまたま重なっただけとはいえ、うれしくて、ああ戻ってきたなあという感じ。

復帰1本目の撮影をしている時「ああ、私は人の生きざまを柔らかく届けたいんだなあ」としっくり来た。前から”生きざま”という単語はずっと頭にあって。でもちょっと強い言葉だし、言い換えられないかなあと考えていた。

だけど、やっぱり”生きざま”。その人が生きる姿、何を大事にしていて、これから何をしていきたいのか、人生のターニングポイントや挫折、何を学んだのか、嘘のない言葉を姿を知りたい、残したい、届けたい。

たとえばお菓子屋さんで取材をしていても目の前のケーキより店主の開業ヒストリーが気になる。ファッション撮影をしていても服よりモデルの女の子の佇まいが圧倒的に気になる(だから私はファッション撮影の仕事が少ない。笑)

そして人の”生きざま”をそのまま届けるとちょっと強い、ちょっと重い。だから私の写真の作風のじわ〜っとした湿度感や光、やさしい文章で和らげる。すると受け手の心にすっと届く。それを、やりたい。嘘のない、本当から生まれる表現を。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版