わたしは今「フォトグラファー/ライター」と名乗っています。写真撮るだけじゃなく、文章も書けるよ、というスタンスでお仕事をしています。
世の中にライターってたっくさんいると思います。もはや1億総ライター社会です。昨年MERYの件があって、今まで有象無象にあったWEBメディアやキュレーションサイトが淘汰され、ようやく今、文章の質が注目されている気がします。
そして最近、わたしがお受けする仕事は撮影&執筆のお仕事が多い!だから、書くお仕事でも自分の強み、立ち位置は意識しています。
一つ目はきちんとした写真を撮れること。これはフォトグラファーなので当たり前ですね。言うまでもありません!でもライティングもするプロのフォトグラファーってあまり聞かないから、強みなのかなと。よく仕事先でも喜ばれます。
ニつ目は、インタビューに強いこと。もうすぐ公開になりますが、最近3,000字位のごりっごりのインタビュー記事をいくつか書いています。なぜインタビューが自分に合っているかというと、わたしは人の話を「うんうん」って聞くのが好きだし、話し相手のことを基本的に全肯定するし、人物写真を撮れる。話を聞いて、撮って、書く。わたし一人でインタビュー取材が完結する。
三つ目は、企画を出そうとする意志を持つこと。元々編集者だったので、世の編集者がいかに忙しくて、編集長から企画を出せと言われているかは、なんとなく分かります。だから、出来るだけこちらからも企画出しするように心がけています。ライターって、表現力や語彙力、コミュニケーション力はもちろんのこと、企画力が大切ではないでしょうか。
専業副業問わず、ライターを目指す方って多いと思うけれど、、
・自分なりの強み、専門分野を持つ(何でも屋さんには誰も依頼しない)
・締め切りをきちんと守る(当たり前!だけれど守れない人も多いらしい…)
・編集者や取材先が喜ぶように、その先にいる読者が喜ぶような文章を書く(でも決して誇張しない)
・企画を常に探し、自分の中にストックしておく(私はEvernoteにまとめています)
ということが大切なのかな?と。
ただ書ける人、だけではなく付加価値をつけることで、相手に喜んでもらえるし、それが最終的にギャランティにもつながると思います。文字単価0.1円なんていう仕事もライター界隈にはあるみたいだけれど、そんな書く人のことや労力を考えていない仕事は、受けちゃダメな気がするな…。
最近よく「どうしてライターをしているんですか?」的なことを聞かれるので、書いてみました◎ 先日表紙&カメラ特集を撮影した『LaLa Begin』でも10ページ弱、ライティングもしています。ぜひ書店でご覧ください〜!(ちゃっかり宣伝)