日々の粒子4

4/18
お昼時、庭にふと目をやると白い椅子の下でキジバトが毛づくろいしていた。自然と人の境界が曖昧であることに、妙に安心する。

4/19
トマト、なす、きゅうりの苗を植えた。添木に剪定枝を使ったのが肝。なるべく自然なもので。お昼はたけのこご飯。北海道の友人から野菜の種が届く。ミニトマト、サニーレタス、バジル、コカブ…。種のシェアというあらたな趣味。そしてご近所さんの家でまたもやたけのこ掘り。春の鎌倉はたけのこ!

4/20
チューリップが枯れそうで、急いでリビングに生けた。たけのこのお隣にチューリップ。家の中まで春。山を見あげると、ちらほら藤の紫。たけのこを煮るために米ぬかを探すが、どこも売り切れ。アピスとドライブで混ぜ麺。添えられるたけのこ。また出会う。

4/21
朝から水やり。ローズマリー、ミント、バジル、金柑。息子が一つひとつ水やりする姿を見て、奇跡のように感じる。最近昼になると現れるキジバト。言葉通り羽を伸ばしてくつろいでいる。執筆の傍ら、庭を眺めると蝶が飛び交い、すずめが喧嘩。夕飯時、息子が庭で摘んだペパーミントをカレーに添えてくれた。

4/22
友人の種で種まき。ミニトマト、赤紫蘇、バジル、セージ。離乳食でつかったリッチェルの冷凍保存容器を代用して。庭は適当でいい。種を蒔き、芽吹くまでの時の流れに癒される。執筆の合間に椿を剪定。夜、ファミサポさんからお庭の花束の差し入れがあり、私たちからはビオラの小さな花束。植物が贈り物。

4/23
お昼ごはんは、夫手製のたけのこと豚肉パスタ。うまい〜〜〜!たけのこはご近所さんの庭で、上に散らしたネギは庭で取れたもの。地産地消って聞くと難しく感じてしまうけど、ふと気づけば地産地消だった。そんな温度感の方が、結果的に地産地消への近道だと思う。マーガレットの花束をティーポットに生けて、きゅん。

4/24
実家の母から、息子が旅先で摘んだ花が咲いたよとLINE。血は争えない。ファミサポさんの家に椿を持っていったら、挿し木していたし、昨晩は友人宅で種をお裾分け。お金を介さない、地に足のついた喜び。