本のちから

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エッセイを書きたいと思った。まずは数を読もうと思って図書館へ。10冊くらいエッセイを借りた中で一番心に響いたのが辻村深月さんのエッセイ。

最近、文章を書くことに興味があって。もちろん職業上いつだって触れてはいたけれど、どこか写真の二の次だった。でも11月12月は割とかみごたえのある文章を書くことが多くて、表現を追求してみたくなった。

小学生になった頃から親に図書館に連れていってもらうようになった。おそらく父が本を借りるからだったと思うけれど、私もいつしか借りるようになって、人生がどんな状況であれ常に本は読んできた。32歳になった今でも週末図書館へ足を運び、どさっと本を借りる帰り道は「何から読もう?」なんてウキウキしてしまう。

そうそうこの本が素晴らしかったというお話。するすると読める文体、辻村さんの内面をつまびらかにしている内容、直木賞受賞にあたっての文章は泣いてしまった。まさかエッセイで泣くなんて思ってなかった。

私が読書で今まで数え切れないほどの涙を流してきたように、私が書く文章にもそんな力があるのかもしれない。そう思うと文章を書くことがすごく楽しみになる。