身近な人ほど大切に

当たり前に思えて、なかなか難しいこと。

夫が育休を取っているので二人で育児をしているのですが、数週間前、なかなか大きめな喧嘩をしました。内容なんて覚えていないほど些細なこと。お互い感情的になってヒートアップ。

二人暮らしだった頃は、数日口をきかなくてもまあ生きていけたけれど、子が生まれてからはミルクの準備、沐浴、泣いたときの対応、家事など協力しないといけないことがたくさん。喧嘩を機に生活がうまく回らなくなってしまいました。

そこで痛感したこと。夫婦仲良くないと子に影響を及ぼしてしまう。というか夫婦仲良くいられたら、子はもちろん、私たちの生活も穏やかになる。じゃあ身近な人を大切にすることが日々の幸せに一番直結するよね?と思ったのです。

不思議ですよね。私たちは普段、たまーに会う友人とかクライアントとか一定の距離がある人には丁寧なコミュニケーションを積み重ねていけるのに、近い人ほど「分かってくれるはず」なんて甘えて、おざなりになってしまう。そしてぶつかってしまう。

たとえば何かしてくれたら「ありがとう」の一言を。10分でいいから二人で話す時間を持つ。身近な人ほど大切に、丁寧に。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版