弱い私にはリセットが必要

この3連休はリセット、だった。

2月から夫が育休から復帰し、平日は3日だけ仕事、残り2日は子と過ごしている。という想定だったけれど、3日間できっちり仕事を終えるのはなかなか難しく、子と過ごす平日の早朝や夜にちょこちょこ仕事をしていた。

仕事自体は大好きなので、嬉々としてやっていたわけだけれど、心と体が少しずつ追い込まれていったみたいで、まず体が悲鳴を上げた。首と肩と腰がガッチガチ。整体の先生いわく”何かに追われ続けている体”。

同時に気持ちも落ち込み気味になり、なんかいろんなことがどうでもいっかーお菓子たーべよっみたいなモードに突入した。

日々に追われはじめると、じわじわ余裕がなくなっていく。視界も狭くなり、早く早く早く。多く多く多く。強く強く強く。という思考回路になっていく。そんな思考は自分自身を追い詰める。

この3連休は仕事から離れ、昼寝したり、何もしないでぼーっとしたり、小説を読んだり、してみた。そうするとあんなに忙しなかった気持ちがふくふく余白を取り戻した。

私は、どちらかというと弱い人間だと思う。早く多く強くを求められる資本主義社会(&東京)だけれど、私は大切なことを、手に持ちきれる範囲で、時間をかけてゆっくりと丁寧にやっていきたい。どうしても日々に追われるけれど、そんな時はこうやってリセットして。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊