資本主義とお金を疑いたい

今日書くことは、自分の中でも詰めきれていなくて、曖昧な話になってしまう。

最近、資本主義やお金について考える。

私は、お金をたくさん持つ人はすごい、とか、大きな家に住む人は憧れ、とか、たくさん仕事している人が有能、という空気の中生きてきた。そういう教育だった気がするし、そういうCMが流れていたし、そういう雑誌を読んだし。

でも、それって本当なのかな。じゃあお金を持っていない赤ちゃんはすごくない?小さな家で身の丈に合った暮らしをしている人はかわいそう?年1回だけ撮影する人は能力がない?

たとえば老後2,000万円が必要という話を聞いたことのある人は多いと思う。でも、自分で野菜や米を育てて、助け合える仲間がいたら、きっとお金はそんなに必要ないと思う。

私は数年前、すごく働いて、すごく稼いだけど、当時の生活が今より幸せだったとは思えない。朝昼晩手作りのご飯を食べて、夜は働かず読みたい本を読んで、信頼できる人と自分を消費しない仕事をしている今の方が、幸せ。

私が当たり前のように捉えている社会通念は実は社会から刷り込まれているものなのかな。どうなんだろう。

たくさんじゃなくて、価値があると感じるものを心地よい量で。
速く速くじゃなくて、大切なものをゆっくりと。

そんな生き方、働き方をしていきたいんだけど、どうすればいいんだろう。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊