服は直して、使い継げる

最近、服との関係性が変わってきた。自分に合う形・色・サイズが分かってきて、長く付き合える服を選ぶようになっている。長く着る前提だと、買う時に吟味するし、着るほどに愛着が湧いて、いい。

とはいえ、服は消耗品でもある。こないだ大事に着ていたワンピースを自転車に巻き込んでビリッビリにしてしまった。見るも無残なビリビリ。そして2年ほど着倒していた古着のレースガウンに穴が空いているのも気になっていた。ぎゃー。

自分で直すことはできないけど、捨ててしまうのは悲しい。できれば元の形を活かしてリフォームするか、リメイクしたい、センス良く。センスが合うっていうのがなかなか難しくて、ただ直すだけじゃなくて、いい感じに仕立ててほしい。

そんな無茶ぶりを叶えてくれるお店を京都に見つけて、オンラインでやりとりして、この度直してもらった。それが冒頭の写真。ワンピースはビリビリ部分を縫い付けてもらい元通り。足首まで長さのあったレースガウンは思い切って腰丈で切ってリメイク。なんて、かわいいんでしょう。

服は寒さや暑さを凌ぐだけじゃないと思う。表現の一つだし、積み重ねてきた時の記憶が宿っている。

もちろんモノだから壊れたり、汚れたり、破れてしまうこともあるだろう。

今まではそこで終わりだったのが、その先も一緒に歩めるという選択肢を知れて、とっても心強い。大切な服は長く着たいもん。サステナブルとかそういう話というより、心情の話。

お直しをお願いしたのは→RE;CIRCLE STUDIO