産後がもうすぐ終わる

最近「そろそろ産後が終わるなあ」と感じている。人によって産後の定義はさまざまで、新生児期という人もいれば、数年経っても産後という人もいるだろう。

私は産院の検診がすべて終わった今週、ああ〜産後終わるなあと実感した。昨年1月から毎月→隔週→毎週通い続けた病院&先生。最後の検診で大きくなった子(もうすぐ6ヶ月!)を見せることができて、一区切りついた感。

保育園の面談に行き、4月からの生活が現実味を帯びてきたのも大きい。妊娠中からリサーチを重ね、行くならここ!と願っていた所に運良く入ることができた。慣らし保育のスケジュールや準備物の相談をしていて、ああ、ついに保育園入るのね、と。

髪の毛を切って、体重はもとに戻り(体型は戻っていないけどね…)、着たい服を着られるようになり、気持ちのアップダウンに悩まされることも少なくなり。仕事ではあたらしい企画がいろいろと進んでいる。


自分史上、一二を争うレベルで自分自身をコントロールできず、苦しかった妊娠・出産。それほどではないにせよ、心身のダメージや慣れない育児にあたふたした産後。

そこからまた、新しいステージへ。

子どもがいない人生もいいかなと思っていた私はとんでもなく子にでろでろ。自分の子に加え、だれかの子や会ったことのない子も全部かわいい。愛情がぼっふぁーんって広がりまくり。

なるようになるし、これからもきっとうまくいく、そう信じてる。一人だった私は、ふくふくおなかがふくらみ、二人の影になった。そんな些細なことがなんだかとってもうれしい。もうすぐ春。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊

20年ぶりのイメチェン

20年ぶりにショートヘアにしました。最近はずっとワンレンボブで、気に入ってはいたけれど、子も産んだし、仕事も転換期だし、今年35歳になるし、と変化していきたくて。

行きたいなあと憧れていたヘアサロンに行って、イメージだけ伝えて、あとはおまかせ。なんでもこだわりたいタイプの人間ですが、美容師さんを信じて、初「おまかせで」をやってみました。

耳上にバサッと鋏が入った時の爽快感。みるみるうちに短くなり、人生初刈り上げまで。凛としていて、女性らしさもあり、何より私の顔&頭の形と体型にぴったり合っていてイケてる。美容師さんのプロフェッショナルさすがです。

思い切ってまかせてよかったし、思い切ってショートにしてよかった。心地よい風が襟足をそよそよ揺らし、なんだかいい春になりそうです。変わっていくって楽しいな。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊

風呂場と散歩はアイデアの泉

私の仕事は写真と文にまつわるあれこれ。加えてもう一つ大切にしていることがあって、それは企画・提案すること。

雑誌『あわい』前田敦子の”月月”は自分で生み出した企画だし(もちろん多くの方の協力があってこそ)、新しい連載が始まる時、企画段階から声をかけてもらい、タイトルやトンマナを提案することもしばしば。

でも私は残念ながらアイデアマンじゃない。学生時代にアイデアを褒められたことなんぞ一度もないし、パソコンに向かってすぐ名案を思いつくこともない。だけど企画・提案は結構好き。じゃあどうしているのかというと、吸収して熟成させて風呂場か散歩でぽーん!

(唐突に文章が軽くなる不思議(笑)ブログ読者のみなさんはご存じかもしれませんが、結構な変人ですねー)

何か企画を出したいとき。まずはその分野や今自分が気になっているあれこれをぐんぐん吸収する。本、雑誌、展示、WEB、ふと見つけた町の看板や中吊り広告なども。

一通り吸収したら、一旦ふわっと忘れて脳内で熟成させる。同じことばかり考え続けても行き詰まるだけ。軽やかに忘れ、自然の中に身を置いたり、美味しいご飯食べたり、まあ普通に過ごす。

そして、そろそろアイデアを生み出したいなあとぼんやり意識を向けはじめる。するとお風呂場か散歩中にアイデアがぽーんと飛び出す。狙い目はすぐじゃなく、少し経った頃。お風呂も散歩も大体30分以上経つと、頭のごちゃごちゃが整理されるのか、アイデアがぽこぽこと湧いてくる。急いで紙に書き出す。

こんな感じで一昨日「こ、これは…!うまくいったら最高なやつ…!」という企画を思いつきました。うまくいったら「あの時のやつね」とニヤリしてもらえるとうれしいです。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊

記録するだけ産後ダイエット

産後、体型の変化に地味に落ち込んだ。

妊娠中の体重管理はそこそこ頑張った方(と思いたい)。プラス10kgにおさまり、産んだらするする減っていくだろうと思っていた。産後4ヶ月まで自然と8kg減っていき、このまま元に戻るかもと期待したけど、減少はそこでストップ。最後の2kgが落ちない。

顔のあごまわりがもたつく感じとか、お腹周りがでろーんとなっているのを見て小さくへこむ日々。小さな落ち込みはストレスとなり、お菓子やチャーハンや餃子などジャンクなものを食べて、また落ち込む。ああ、負のループ…。

そこで12月末から食べたものと体重の記録を始めてみた。方法はとっても簡単。食べたものと体重(お風呂に入る前に裸で計測)をiPhoneのメモアプリに記入するだけ。

すると1ヶ月で2kgすとーんと落ちたのだ。

記録することで食に意識が向くのがポイント。たとえばお菓子をたくさん食べた日は翌日体が重くなるから調整するようになるし、野菜を食べた翌日は肌ツヤが良いことを実感し、体にいいものを食べるようになる。目に見えて体重が減っていくのがうれしくて、たくさん散歩するようにもなった。

淡々と記録しただけ。だから精神的なストレスもないし、かかったお金もゼロ。日々の小さな微調整で、ありたい自分に近づいていくことを、実感できた貴重な体験。これもまた植物療法的な学びだなあ。記録するだけダイエット、おすすめです。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊

保育園”入園前”の仕事場問題

1月末で夫の育休が終わった。夫が5ヶ月育休を取得したことで、ゆるーく仕事復帰できたので本当に感謝…。でも夫が職場復帰し、子が保育園に入るまでの2ヶ月、私はどう仕事すればいいんだろうと悩んだ。

まず子を見てくれる人。できれば週3日は仕事したい。夫婦で相談の結果、①夫の有給、②実家の母、③保育園の一時預かりサービスを活用することに決めた。③は生後2ヶ月頃から不定期で数時間預けていて、子も慣れているので安心。

次に仕事をする場所。①②は家に子がいるのだけど、子がいる自宅で仕事をするのは不可能に近い。かわいいから遊びたくなっちゃうし、泣き声をBGMに集中するのは難しい。

そこで思い切ってシェアオフィスを契約した。子が家にいる日(①②)はシェアオフィスへ。子が保育園に行く日(③)は家で。たまたま「週2回・24時間利用」というコースがあって、どんぴしゃで即契約を決めた。

フリーランスで仕事していて、保育園”入園前”(最近はコロナで休園もあるかな…)でどう仕事すればいいか悩む人、きっと多いと思う。子どもを誰が見るんだ、どこで仕事するんだ…。子どもと一緒に過ごすのは幸せだけど、仕事もしたいですよね。

私はこんな選択をしてみました、という一例を書いてみました。その時、その時の状況に合わせて、一番いい形を模索する。その繰り返しだー!


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊