子どもを授かりました。

この度、子どもを授かりました。予定日は夏の終わり。体調は安定しており、撮影・インタビューも普段通りしています。産前・産後は少しお休みをいただきますが、引き続きバリバリお仕事する予定です。


実は、学生の頃から「子どものいない人生が良いかな〜」って思っていたし公言もしていました。27歳で結婚、今33歳。周囲からの緩やかな「子どもまだなの?」プレッシャーを感じながらもずっと「二人で楽しいから、このままで良いな」と思っていました。

でも、この1年で「子どもがいる人生も面白いかも」と思いはじめたのです。

二人が幸せなら、三人だと予想もつかない楽しさがあるのでは?きっと大変なことはたくさんあるはず。それでも太古から人が子どもを産み、育てているということは、きっと何か面白いことがあるんだろう。そんな小さな好奇心がむくむくと湧いてきました。

また歳を重ねるにつれ、子どもがいる人を撮ったりインタビューする機会が増えてきて。もちろん子どもがいなくても撮ったり、書いたりはできるし、考えは人それぞれ。私は自分自身が体験できるなら体験して、より実感を持って取り組んでみたいという気持ちが強くなっていました。

でも、大変だろうな〜どうしよう〜と決めきることができず、最終的には「起きることすべてに意味があるから、授かっても授からなくても受け入れよう」と気持ちを固めたら、ふわりと授かりました。どひゃー!

望んでいたけれどそれなりにつわりもあり、最初は戸惑いの方が大きかったです。喜びと心身の変化でごちゃごちゃになりながら数ヶ月を過ごし、さまざまな気持ちの変化を乗り越えたり、いなしたり、思いっきり夫と喧嘩したりしながら、穏やかな気持で今日を迎えています。


妊娠・出産という経験を経て、私は変わるのでしょうか?案外変わらないのでしょうか?今はまだわかりません。でも検診のたびにエコーを見ると涙が出てしまうくらいうれしい。この気持ちに嘘はないなあと思います。

はじめは出産後にお知らせしようと思っていました。何が起きるかわからないし…。でも生命の神秘に触れて日々変化する気持ち…うれしさ・葛藤・不安。今しか書けない言葉があると思いました。

私はいつだってありのままの葛藤や道のりを綴ることで、誰かのお役に立てたらという気持ちでいます。今回も誰かの小さな灯火になれたらいいな、という気持ちが強くなり発表に至りました。


とはいえ、急に妊娠・出産のことばかり届けはじめたりはしないのでご安心ください◎ 女の子を撮るし、写真と文で届けるという姿勢は変わらないです。今までなかった要素が加わることで、幅が広がるイメージでいます。

体調は安定しており、仕事も普段どおりしています。感覚が研ぎ澄まされているのか、とても良い写真と言葉を紡げている。だからお仕事など気にせずご相談ください。

産前・産後は少しお休みをいただき、少しずつ復帰していければと思います。目安はHPやSNSでお知らせしますね。

クライアントの皆さんにご報告すると、かけていただく言葉が本当にあたたかくて。「私もうれしいです」「これからどんな表現が生まれるか楽しみですね!」って。素敵な方々とご一緒できていることのありがたさを噛み締めています。本当にいつもありがとうございます。

いつまでいるかわからないけど、優しい人がたくさんいる清澄白河という町で育てられるのもうれしいな。生まれたら木場公園を散歩して、ブルーボトルへ行こう。お花屋さんでお花を買って、古本屋さんで絵本を買おう。

これからの私も人生も本当に楽しみです。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。