勇敢に素直にチャーミングに。カメラと筆を携え、まっすぐ進もう。

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今日から仕事を再開します。お休み期間中の1ヶ月、自分とゆっくり向き合ってきました。なぜ休もうと思ったのかはこちらの記事を読んでいただければと思いますが、想像以上に得るものが多い1ヶ月だったので、考えたことをまとめてみます。

休もうと思った一番の理由。それは「女の子を撮りたいのかよく分からなくない」と思い始めたこと。女の子を撮ることは私にとって大事な軸。その軸が忙しさやプレッシャーなどでぼやけていったのです。

だから、お休み中はひたすら自分と向き合いました。自分と向き合うって実際どういうこと?ですよね。お休み前から心にぽんと浮かんでいた「私って何したい?」「女の子をなぜ撮りたい?」「どんな自分でいたい?」という問いに対して、ひたすら考え紙に書く。

シンプルだけど結構大変な作業で、嫌な自分を見つけることもしばしば。自分のことなんて一生分かりきることはないけれど、それでも何を目指していて、今の課題はこれで、これからどうしたいか、深く掘り下げたことで、自分の軸を再認識することができました。それは「女性である」こと。ちょっと赤裸々な話になるかもしれませんが、詳しく書いてみますね。


1.気付いたこと

▽私ができることを活かそう

毎日のように向き合って、気付いたこと。それは「私にできることを活かして生きていく」という拍子抜けするほどシンプルなこと。写真を撮る、人に寄り添って話を聞く、そんな得意を生かして仕事に取り組んでいきたい。

あまり表に出したことはないけれど、今まで自分に自信が持てず、自信が持てない自分は嫌いでした。でも向き合った結果、私にできること・できないことが見えてきて「私は私として生きていけばいい」と思えたのです。写真を撮れて文章を書ける人はなかなかいない。宝物のような自分の強みをこれからも生かしていきたいです。

https://twitter.com/naotadachi/status/1184437960046809088

▽自分を軽んじない

自分をケアすることの大事さ。なんというか…仕事をしていると「私が我慢すれば丸くおさまる」みたいな場面ってよくあると思うんです。「私が頑張れば間に合う」「難しいお願いだけど関係性を保ちたいから我慢しよう」そういうことは今までもたくさんありました。

仕事である以上、こういう姿勢は時として大事です。でもなんていうかな…”私が我慢すればいい思考”って、結局後あとからもやもやするし、どんどん自己評価が下がっていっちゃう。あと、そもそも「相手に強く言うのは抵抗がある」という自分の”楽したい気持ち”が起点になっている時もありました。だから大事だと思うことは相手に伝えてみよう、と思います。たとえそれで状況が変わらなくても、言葉を出すという事実が大事。

他にも、こまめに運動をする(歩く)、必要な睡眠時間を把握して眠る、体をあたためる…などなど、自分に目を向ける時間を増やすようにしたら、すごく心地良かったです。日々忙しく生きていると「忙しい私、カッコ良い!」みたいな考えに陥りませんか?特にフリーランスでお仕事されている人はそういう思考回路の方、多いと思います。

人それぞれ適した働き方があるから、忙しく働く人を否定する気は全くないのですが、私は働きすぎると生産性が落ちるタイプ。会社員の夫に合わせて週末は休む、夜遅くまで仕事しない、そういう日々の生活スタイルをベースに仕事も頑張ろうと思いました。

▽女性であることが軸

私は女性であることを何よりも大事に仕事をしていきたいです。私は生物学的に見たら女性。紛れもない事実だけれど、今までどこか女性であることを楽しみきれない自分がいました。

それはたとえば容姿コンプレックスだったり、スクールカーストだったり、色んな出来事だったり。「私なんか」が女性をであることを楽しむなんておこがましい、そう思っていたのです。仕事柄もあると思います。カメラマンは男性が多いし、現場を仕切ることも多い。そうすると自分の女性性を忘れて、男性と同じように頑張らなきゃ!そんな気持ちが強かった。

でも、今回向き合ってみて何だか違うなぁと思いました。私は女性であることを楽しみたい。女性であることを楽しむって楽しい。女性である私だからこそ、女性をこれからも撮っていきたい。女性である私だからこそ撮れる男性を撮っていきたい。そこが自分の仕事の一番のモチベーションとなり、こだわりとなっていることに気づけました。

2.これからの道しるべ

この1ヶ月を経て、道しるべとなるステートメントを作りました。この文章に私の仕事のスタンスがぎゅっと詰まっています。

目の前の人、モノ、現象にふわりと寄り添い
ありのままの魅力を引き出し、届けます。

触れるとじんわり心が暖かくなったり
前へ進むきっかけになれる写真や言葉を紡いでいきます。

仕事の土台は日々の生活。
朝ごはんを食べる、夫と散歩する、本に親しむ、趣味に没頭する。
そんな日常を大切にすることが、佳き仕事につながります。

勇敢に、素直に、チャーミングに。
カメラと筆を携え、世にあふれる愛おしい瞬間を集め、
まっすぐ進んでいきます。

3.お仕事について

最後にこれから力を入れたいお仕事について書いていきますね。

▽まずは今までの経歴

今、フリーランスのフォトグラファー/ライターとして独立して3年目です。大学卒業後は4年間編集者として月刊誌・書籍の企画&編集に携わり、その後地方公務員に転職。「女の子を撮るのが好き!」という気持ちを抑えきれず、2017年に独立しました(独立経緯はこちらのインタビューで詳しく取り上げてもらいました)。

私にとって「4年間の編集者」+「1年半のアシスタント経験」が仕事の土台になっています。

編集者時代は自分で撮って取材して書く仕事が多かったし、新連載の企画を考えることもしばしば。撮って書く、企画もできるという私の強みは編集者時代に培われました。また1年半のアシスタント経験もなくてはならない経験です。この下積み期間にフォトグラファーとしての基礎を学べたと思っています。

▽今までのお仕事

今までの仕事実績はこちらからご覧ください。雑誌、ウェブなどの媒体を越え、さまざまな場でポートレート撮影、ムービー撮影、インタビュー執筆、ブランディングなど幅広く携わっています。撮影写真はPHOTO、執筆記事はCOLUMNで一覧いただけます。

▽仕事のスタンス

・心から共感している人、もの、現象であること。私が共感していることを写真や文章で届けることで、見る人の説得力につながり、結果的にいいアウトプットにつながると信じています。

・クライアント様の気持ちが込められているお仕事がしたいです。きちんとコミュニケーションを取り、クライアント様の意向を組んだ上でお仕事に取り組みたいと思っています。予算、納期、条件なども大事ですが、熱意を持って一緒にお仕事に取り組んでいきたいです。

・私の特性が活かせるお仕事、たとえば女性を撮ること、写真×文章で魅力を伝えること、企画段階からお仕事すること、写真慣れしていない方を撮ること、寄り添ってインタビューすることなどだといい結果につながる可能性が高いです。

▽得意分野

女性、女性の生き方・働き方、アイドル、タレント、日本各地、清澄白河、代々木周辺、神戸、お店、店主、ファッションブランド、ブランド、イベント、動物、本、本屋、セルフケアなど

▽こんなお仕事をしたいです!

雑誌・書籍、フリーペーパー、ウェブなど各媒体の撮影、執筆

特にポートレイトが得意です。その人の素を引き出して、ありのままの魅力を伝えます。撮影のみでも、撮影+執筆でも◎企画出しから担当することもできます。お仕事したい媒体は『&Premium』『SITRUUNA』『音楽と人』『キナリノ』『リンネル』『BRODY』など。

②女性のポートレート撮影

女性を被写体にした撮影がとてもとても得意です。最近はタレントさんの撮影やアー写なども増えてきました。その人のありのままをふわっと切り取ることで、自然体の魅力を引き出します。旅先で素顔を切り取るような撮影も得意です。

③女性アイドルの魅力を届ける仕事

女性アイドル、大好きです。

①胸キュンなかわいさ:容姿、衣装、曲、ダンスが心をときめかせてくれる
②実はかっこいい:パフォーマンスの凄さ、アイドルとしてのプロ意識が同性としてかっこいいと思うし、憧れる
③物語性:輝きの裏の葛藤、努力する姿勢・生き様、成長に共感し、応援したくなる、元気をもらえる

そんな魅力があると思っていて、女性アイドルは同姓に勇気を与えてくれる存在だと強く思っています。既存のアイドル誌のような男性目線に加え、あたらしいアイドルの魅力に光をあて、アイドルファンの裾野を広げていきたいです。

④中小規模のブランディング

広告代理店に頼むのはハードルが高い、でも商品の見せ方や写真、コンセプトをもっとお客様に届くように変えていきたい。そんなクライアント様の要望に寄り添い、コンセプトメイキング、ビジュアル撮影、ウェブサイト・DM制作を一括でお手伝いすることが得意です。

⑤撮影サービスIt’s me!®とのコラボレーション

「今を わたしを 写真に残そう」というコンセプトで2016年1月にはじめた撮影サービスIt’s me!®。自分と向き合い、自分らしく歩んでいくきっかけとして一人ひとりとゆっくり向き合い、好きな日に、好きな場所で写真を撮影しています。It’s me!®のコンセプトに共感してくださる方とコラボレーションができるとうれしいです。

⑥その他いろいろと

・ラジオ:話すことが得意、声が心地良いと言われるので
・イベントのモデレーター:話を引き出すことと回すのが得意なので
・フォトエッセイの制作:写真×エッセイで伝えられることがあるはず
・写真×音楽で表現すること:7年間音楽一筋だった経験を活かしたい


うふふ。やりたいことが明確になった1ヶ月だったので、備忘録的に書いてみました。でも上に書いた以外でも「お願いしたら面白いことになりそう」ということがあればウェルカムです!ぜひ気軽に声をかけてもらえるとうれしいです。

さあ、今年も残り2ヶ月。わたしはこれからも自分という存在を社会で活かしていけるよう、勇敢に、素直に、チャーミングに進んでまいります。これからも引き続き忠地七緒をよろしくお願いいたします◎

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