休日SNS断捨離のすすめ

そういえば休みの日にSNSを見なくなってもう数年が経っていた。

私はInstagramが大好きで、今の仕事の大元はInstagramに写真を投稿しはじめたからだし、作品撮りの相談にもよくInstagramのDMを使うし、世界観を気軽に表現できる場として大事にしている。

だからこそSNSとの距離感は正直悩みの種で、気づけば見はじめて数時間経っていることもザラだったし、ご飯を食べているときもお風呂に入っているときも常時画面を開いている状況が当たり前になっていた気がする。

そんな自分に嫌気がさして、1〜2年前、休日はSNSを見ないと決めた。決めるだけだとすぐアプリを開いちゃうから、アプリを削除した。とはいえずるずる引き戻されるのがSNSの怖い所だけど、意外と大丈夫だった。多分、SNSに翻弄されている自分がほとほと嫌だったんだと思う。

休日にSNSを見なくなっていいこと。目の前の楽しさに集中できる。「あ、これストーリーズに上げようかな?写真撮っておかなきゃ」みたいなことを考えなくていい。ピュアな気持ちで写真を撮れる。SNS用の写真を撮るために誰かを待たせなくていい。

時間を大事に使えるのも良い。タイムラインを追っていて1時間経ってた、みたいなことがないので、いろんなことができる。家事も読書も散歩もお出かけも。休日を休日として満喫できる。当たり前のように思えて、SNSがあると色んな場面で気が散るので意外とできなかった。

休日の終わりか月曜の朝、Instagramのアプリを再ダウンロードし、開く。休日の楽しげな投稿がどどどっと流れてくる。前は良いなあとうらやましがったり、私の休日は平凡だなあなんて比較したりしたけど、今はない。みんなも楽しかった、私も楽しかった、それだけ。

SNSは楽しいし、夢のあるツールだと思う。でももし疲れている人がいたら、自分なりの楽しみ方を見つければいい。私は平日、仕事で開くことも多いので、休日だけSNS断捨離。とってもおすすめですー!

追伸1:ちなみにTwitterは2020年春にやめて、今はそこまで必要性を感じていない。たしかにあったらあったで便利(情報が拡散されていくので)だし、気軽につぶやけるのは楽しい。でもTwitterをやっていた時は今以上にいいね数やRTに左右されていたなあと思う。

追伸2:Facebookの投稿頻度もガクッと減らした。以前は2〜3日に1回投稿していたけど、今は数ヶ月に1回。追い立てられるように投稿していた時期もあって、それはそれで必要だったんだろうと思うけど、今はこのくらいのペースが心地いい。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』出版