5/17
神戸に住む祖母が鎌倉に遊びに来てくれた。86歳の今も「庭が生きがい」と話す祖母。庭の右側に生えてきたけど、正体が分からなかった植物はクリスマスローズでは?と。蒔いた記憶はないから、どこかから種が不時着したのかな。
5/18
息子と梅の収穫。私が枝ごと剪定して、息子がもぎって。前は梅を買うために何千円とお金を払っていたのに、庭で採れるなんてこれ以上の贅沢はないなあと思う。シナモンやクローブなども入れて粗糖に漬ける。今年はその全部を息子と共にできたこともうれしい。いつまで一緒にできるかなあ。空気が梅雨の香り。
5/19
家の裏山に自生する桑の実をぽいっ!甘酸っぱくておいしい。初夏は最高の季節。空気が深い緑。庭にガビチョウ。果実が実る時は、鳥が遊びに来る。去年、植えた青紫蘇の種がこぼれて、芽が勝手に出てきた。
5/20
青紫蘇の芽が庭の反対側にもわさわさ!植物の生存戦略に日々おののいている。今日も桑の実をぽいっ。鼻先をくすぐるスイカズラの甘い香りとともに。保育園の帰り道、見知らぬ親子のザリガニ釣りに混ぜてもらう。人と自然との境界線がゆるやかな鎌倉。
5/21
朝、麗しい鳴き声が聞こえたと思ったらガビチョウ。名前のインパクトが強い。鎌倉山の前でリス、雨戸の戸袋からイソヒヨドリがこんにちは。
5/23
日に日に枇杷の実が大きくなり、枝がしなるほど。サルスベリの穂先がピンク、紫陽花の蕾に色が見え隠れ。きゅうりの花が咲き、ミニトマトの実は赤づきはじめている。四季のうつろいを淡々と記録する。すべては移り変わり、朽ちて、また芽吹いていく。自然のリズムにふれ、心がゆるやかになっていく。