日々の粒子6

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庭の橙の花がだいぶ咲いてきて、どこから嗅ぎつけるのかメジロたちが戻ってきた。おかえりなさい〜!シロツメクサの種を蒔く。お隣さんから「梅が採れたらお裾分けしますね」と。なんてやさしい世界。ビオラにアゲハチョウが止まり、蜜を吸っていた。バスに揺られて鎌倉山へ。七里ヶ浜を一望できる秘密の場所が大好き。

5/5
近くの公園を息子と散策。公園で桑の実を見つけたけれど、まだ青々として硬いね。あと1ヶ月くらいかなあ。桑の実をもぎる喜びを去年知ってしまったから。アオダイショウを見つけて、のんびり見守る。家の近くでエルダーフラワー。干したスギナをお茶とふりかけに。雑草と嫌がられるものは、大抵薬草でもある。すべては繋がっている。

5/7
南向きで、日当たりの良い庭なのだけど、朝、影になることが多くなってきた。それはお隣さんの梅の木が茂りはじめたから。光の色や落ちる影でも季節を感じる。友人からもらったミニトマトの種が芽吹いた。山を眺めていると、緑にもグラデーションがあることがわかる。深緑、若草色、萌黄色。鎌倉駅から家まで歩く道すがらにジャスミンの香り。5月は甘い香りの花が多いのかな。

5/8
数日前に巻いたシロツメクサの種が発芽!ふかふかの土からぴょんぴょこのぞく小さな芽たちがうれしい。友人とネロリのお花を摘んだ後、鎌倉駅前の園芸店でクリーピングタイムを発見。もちろんすぐさま購入。庭をつくることと、原稿を執筆することは結構似ている。感覚をたよりに、一つの形にしていくこと。