日々の粒子2

4/2
朝ごはんを食べ終えて、息子がおもむろに庭へ。写真アルバムを庭の木々に見せているんだ、と。人と自然の境界線が曖昧でいいな。昼、ムクドリ親子が庭にやってくる。なかなか距離が近く、その図々しさが好き。梅の実がなりはじめた!慣らし保育で帰ってきて、ナスの種とレモンバームを買いに行った。

4/3
ついに晴れた。目の前をふわり、アゲハチョウ。今年初めて。白木蓮に止まり、どこかへ飛んでいった。梅の実がふくらんでいて、今は赤ちゃん。冬に枯れてるように見えたティーツリーが青々としてくる。心配しなくていいよね、と思う。ちゃんと蓄えているから。

4/6
チューリップの先端にピンクと黄色がにじんでる。子どもが「さいた、さいた」と歌い始めた。ダイニングが小さな花畑。パンジー、ビオラ、ヒナゲシ。直売で夏みかん100円。北鎌倉のスミカ探求舎でヤマブキ、菜の花、ペパーミント。山桜に惚れ惚れしながら、ママチャリを漕ぐ。

4/7
ピンクのチューリップがついに咲いた。「さいた、さいた」の心境。咲くまでの待ち遠しさを歌にしたのかもしれない。昼ご飯を待つ間、モンキチョウが飛んで行った。雨が止んだら、なぜ鳥たちはさえずりはじめるんだろう。庭の左を耕して、土がふかふか。夜、山の向こうから江ノ電の音が聞こえてきた。

4/8
少しずつ蕾の先が黄色に染まってゆくチューリップ。朝ごはんができるまで、仕事の合間に、庭で土を耕す。ふかふかで、みみず発見。チューリップが朝は閉じ、昼はひらき、夜はまた閉じる。

4/9
歩いて近くの野原へ。ウグイス、シジュウカラ、リス、ヤマザクラ。平日8時半とは思えない静けさ、美しさ。チューリップは朝昼晩で素顔を変える。たんぽぽとオオイヌノフグリのテンポ、庭のしいたけがにょきにょき。直売でたけのこ!こぼれ落ちる山桜。

4/10
家の前の桜、満開。咲く花びら、拾う花びら、息子のポケットにつぶれないようにそっと入れる。ビワの実が小さく膨らんで来た。コーヒーかすを干してナメクジ対策。夏みかんの皮は陳皮に、大根の皮はそのまま土へ戻して堆肥に。夏みかんの種をの薄皮を剥いで、種まき。全てはつながっている。