終息後の未来予想図。

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4月の撮影が全て延期になりました。最後に仕事で撮影したのは3月末。本当にありがたいことに、執筆や5月以降の撮影のお仕事はいただいているので、ものすごく焦っているわけではないけれど、ふとした瞬間に感じる漠然とした不安。そこで未来のことについて少し考えてみました。私の走り書きのようなメモですが、意外と的を得ているような気がします。


1.コロナを生き抜く上での前提

未来を考える上で、まずこんな前提を設定してみました。

・身勝手な願望や希望を持たないようにしよう
(きっと長期戦になる、1ヶ月やそこらで終息は難しいだろう)
・どうせならGoodなこと、胸を張ってできることをしよう
・妥協ではなく、本質的なことを。
・不安ではなく、ワクワクを原動力に。

2.きっと未来はこうなっていく

その上でこんな未来になりそうという未来予想図。

①淘汰されていく
ハリボテ、嘘っぽいものは淘汰され、本質的なものが残っていく。それは望まざるとも。人の本心、本質こそが大事になっていく。

②生活と仕事の境目が曖昧に
リモートワークが進み、生活や家などを大事にしたいと思う人が増えていく。今まではっきり境目があったであろう「生活」と「仕事」の境目が曖昧になる。

③内面に目を向けていく
外で着飾ったりカッコつけることより、自分の内側/内面/本心に目を向ける人が多くなる。インナーケア、セルフケアなどが進んでいく。

④本当の意味で一期一会
効率化が進む一方で「会いたい人には会う」「行きたい所には行く」という流れが加速する。

⑤「東京じゃなきゃ」が薄くなっていく
東京じゃなきゃだめ、という感覚は減っていく。地方でも世界でも場所にとらわれず生きる人、働く人が増えていく。

⑥撮影は二極化していく
今、撮影が制限されている中で、発注側は「写真じゃなくて伝えられる方法」「カメラマンに依頼しなくてもできる方法」を探している。だから終息後は「この人に撮ってほしい」と強い動機を持てる人には仕事が集まるけど、なんとなく依頼していた人の仕事はなくなる。

3.やりたい仕事を続けるために、今できること

それは自分の色を濃くしていくことだと思っています。場所や人にとらわれなくなりそうな未来、なんでも屋さんを極めればそれはそれで強いと思うのですが、意志のないなんでも屋さんは生き残れない。

自分の色を濃くするために今、私たちができること。それは

・本当にやりたいことを深く向き合って腹落ちするまで理解すること
・努力が必要であれば、力をつけること
・声に出していくことでブランド力(イメージ)を向上すること

たまたまですが、私は自分と深く向き合うことを去年10月、1ヶ月仕事を休んで徹底的にしたので、今、やりたいことは明確です。

自ら見て聞いて感じて
女の子/女性/生活にまつわるあれこれを
写真と文章で届けていく

その上で、具体的にできること、やってみたいことを書き出したらすごくワクワクして、なんだ色々できるじゃん、楽しいことしよう〜!と前向きになれました。たとえば最近始めたラジオもその一つ。

もう前には戻れないんだと思います。でもそれって別にコロナウイルスに関係なくて、いつだって過去には戻れない。目の前にあるのは今日と未来だけ。

さあ、今から何を作っていくか、届けていくか。曖昧な希望はあまり持たずにシビアに現状を見つめながら、自分の本質的な所から生まれる仕事をしていきたい。