今日も生きる

”つむぎ”といううさぎと4年前から一緒に暮らしています。動物と暮らすことは豊かで愛しくてはちゃめちゃに幸せな一方、死を意識する瞬間がどうしても多い気がします。

今年のはじめ、つむぎが体調を崩して大きな手術を受けました。先生から「命の保証ができるとは言えません」と告げられながら踏み切った大手術。術後、朦朧としている状況からなんとか一命をとりとめ、その後は元気になっていたように見受けられたのですが…。

一昨日の朝、苦しそうにしていたため再度病院へ。暗い表情を見せる先生を目の前に、いろんなことを覚悟をしました。命を無理に引き伸ばしたくない、でももっともっともっと一緒にいたい、もう手術のような痛い思いはさせたくない。そんな葛藤の中、最大限手を尽くして、寄り添う覚悟をしよう、と。

奇跡的に回復し、今は落ち着きつつあります。普段「こういう暮らしがしたい」とか「こういう仕事をしたい」とか色々と考えるのですが、本当はただただ、心臓が動いていることだけで素晴らしいんだと思う。人間も、うさぎも。生きること、死ぬことについてよく考える2021年です。