見直す、見直す、見直す

4月、仕事がそこまで詰まっていないこともあり、今まで続けていたことを見直すいい機会になっている。

たとえば写真の色。私はフィルムの色調が好きで、できる限りフィルムで撮りたいのだけど、最近フィルムが高騰していて。高騰しているだけならまだしも、入手すら難しい。だからデジタルで撮った写真をフィルムの色調に近づけることで、新しい色表現ができないか細々いじっている。

たとえばレンズ。ここ数年、同じレンズを愛用しており、不満はなかった。不満はなかったけど、ずば抜けていいと思えなくなっていたのが正直な所。だから気になっていたレンズをレンタルして、試し撮りしている。

見直す=今までを見つめて、時に否定し、新しく変えていくこと。それは心理的な負担が結構ある。負担というか正直面倒というか…(笑)だけど、一度はじめてみると楽しい。”見直し”の先にどんな表現ができるんだろうとわくわくする。今日の写真は色とレンズを変えてみたもの。今までの私っぽくはないけど、好き。

そんなこんな模索しているうちに、また新しいご縁がやってくる。


前田敦子の”月月”
雑誌『あわい』創刊