子どもが体調を崩しており
やむなく朝早くからスタバで仕事
玄関の引き戸をガラガラと開けて
ふと
「いってきまーす!」
と、朝ごはん中の食卓に言ってみた
当たり前のように
「いってらっしゃーい!」
ふたりの声が重なり、聴こえてきた
私たちは今日。家族になった
子どもが体調を崩しており
やむなく朝早くからスタバで仕事
玄関の引き戸をガラガラと開けて
ふと
「いってきまーす!」
と、朝ごはん中の食卓に言ってみた
当たり前のように
「いってらっしゃーい!」
ふたりの声が重なり、聴こえてきた
私たちは今日。家族になった
朝、どっぷーんと布団に乗ってきて
2階の窓から庭を眺めて
「ねえ つばきのおはなが さいてるよ!」
保育園の帰り道。
自転車をゆるゆる漕ぐ後ろで、夜空を見上げながら
「いつかいっしょに おほしさまにのろうね」
ぷるっぷるでつやっつやの感受性を浴びながら
わたしも子どもに還る気持ち
常識や決まりごと、目標や向上心と、遠く離れた
のびやかに、深呼吸できる
居場所を変えたら、何か見つかるはず。そんな想いで、この秋はいつもより多く旅に出た。山梨、盛岡、松本。でも、気づいたこと。
それは今の場所で、十分満ちているということだった。
Essential is inside.
大切なものは、いつだって自分の中にある
内なる「ほんとう」に目を向け、安堵に満ちていく
すると「私はわたし」と清々しく前に進むことにつながっていく
誰かのまなざしや大きな声が正解になりつつある社会だからこそ。大切は、自分自身。そのことを、写真と文を軸に、ラジオ「セルフケアジャーニー」や光と緑の家、It’s me!などさまざまなアプローチで届けていこう。
今、大切にしているものをぴかぴか磨くことを、ここでやっていこう。
小さくても、ほんとうのものを。
小さくても、やさしさに満ちた社会を。
裏山で草花を手折り、食卓の彩りに
野菜や果物、鳥や雑草図鑑をたっぷり読んで
せいろであたためたおにぎりを
夜ごはんのBGMは
夫が結婚前に意気揚々と買った
ピーターラビット全集の朗読
お風呂に椿の葉をひとひら入れたら
「はーぶてぃにする?」
今どきの子育てと、かけ離れているように思う
スマートフォンも見ない
おもちゃもそんなに必要ない
新芽のようなやわらかな感受性は
いつか、踏み潰されてしまうけれど
自然とたわむれる日々が
彼の光となって
残っていきますように
生活雑貨メーカー「マーナ」冊子の企画・編集・撮影、担当しています。お手紙のようなよみものを、今回は光と緑の家で撮り下ろしました。暮らしと仕事が混ざりあい、表現が生まれてゆく。
マーナは創業150年を超える生活雑貨メーカー。オウンドメディアと冊子ディレクションに関わって1年。
アイテムや人の魅力はどんな切り口なら届くか。対話を重ね、企画を立ち上げ、撮影や執筆を手がけたり、ご一緒したいクリエイターさんにお願いしたり。まさに写真と文的な、ホリスティックなお仕事です。
これからも、大切なものをちゃんと大切にしながら、気づかれずにひっそり佇むモノや人に光をあて、届けていくことを、したい。
クライアントの心に寄り添い、丁寧に対話を重ね、企画・撮影・執筆まで完結できる。WEBも紙もバランスよく。そんな私たちの形は意外とないのでは?と思ったり。
マーナの人、モノ(19年連続グッドデザイン賞受賞!)、マーナを愛用する皆さんのことを、写真と文で届けていけることを、光栄に感じてます◎
client @marna_inc
design&illustration @summit_saito
photo @naotadachi
text&edit @rurikatoku