2024.9.8

眠りにつく前、裸足で外へ

お月さまを眺める

久しぶりに山の狭間から

見本のような三日月

「あかちゃんのとき、おなかのなかにすんでたの?」

そういえば、このわけのわからない生き物

生まれる前から一緒にいたのだ、と

2024.9.5

家の近くに、たわわに成る柿の木がたくさんある。

「かきのたねを、まけばいいのかな?」

「それとも、なえをうえればいいのかな?」

種を蒔く。苗を植える。

使い分ける子の感性に目を瞠る。

2024.8.15

お盆は子の体調不良に追われながら
ままならない日々

そんな中、原稿を大切に書いていて、ふと

時間をかけて書くという行為は
無意識の領域から生み出していく行為だなと

形のない声を、言葉として見える形にしていく

写真と文で
人の心をやわらかく包む
そんなことが、したい
植物の力を借りながら

シャワーのように降り注ぐ
鈴虫の合唱に包まれながら

【Work】写真と文と”ディレクション”

昨年から生活雑貨メーカー「マーナ」のWEBコンテンツ・冊子のディレクションをしています。もともと撮影や執筆でご一緒していた中、今は企画から携わり、商品の魅力をさまざまな切り口でお届けしています。

大切でやりがいのあるお仕事です。また写真家がディレクションに関わることも珍しいかな?と思います(私にとっては自然なことですが)。どんな仕事をしているか、書ける範囲でまとめてみたいと思います。

(ディレクションに関わったWEBコンテンツ)

もともと、私はディレクションを”受ける”立場にいました。撮影・執筆は基本的に編集者やディレクターからの発注を受けてはじまるものです。ただ、最近増えているのが「撮影+執筆+ディレクションもまるっとお願いね」案件です。

私自身、雑誌編集者だったためディレクションもできること、また企画から携わり、クライアントと対話を重ねながらコンテンツを生み出すことで、より読者に届くコンテンツになると思っているので、とてもうれしいご相談です。

また、クライアントにとっても、撮影・執筆ができる人に企画も任せることで、統一した世界観でものづくりができる(はず)。場合によっては一人で制作が完結することもあるため、コミュニケーションもスムーズかなと思います。

(季節の冊子『マーナのある時間』)

主なディレクション内容は…

・WEBコンテンツの企画、スタッフィング、制作
・冊子の企画、スタッフィング、制作、校正
・進行におけるプロジェクトマネージメント

たとえば季節に合わせてコンテンツを考えたり、取材する人の人選をしたり、冊子のデザイナーさんをアサインしたり、全体スケジュールを逐一確認したり。コンテンツづくりの骨子(といったら大げさですが…)を担っています。

マーナさんは業務範囲が広いため、編集者・徳瑠里香さんにパートナーとして入ってもらい、チームで動いています。徳さんとのお仕事は互いのゆらぎを補いあえて健やか。きめ細やかなコミュニケーションにもうっとりです。

そして、その商品を個人的に愛用しているのも、大きいかもしれません。マーナさんの商品をプライベートでも愛用していて、暮らしがすごく楽になっているし、社員さんの朗らかな人柄にも惹かれっぱなし。

写真と文は、これからも撮影・執筆にまつわること、時に企画までホリスティックに関わりながら、心地よく清々しく生きるお手伝いをしていけたらと思っています。

【Work】台湾雑誌『秋刀魚』寄稿

台湾のカルチャー誌『秋刀魚』にて「東京のおすすめ店」コラムを寄稿しました。

「一つひとつはささやか。でも、あるのとないのでは、日々の彩度がまるで違う。ちいさな美しきものを散りばめたことで、わたしの忙しない暮らしはたしかに豊かになった」

東京・清澄白河にある雑貨屋WOLKにまつわるちいさな物語を綴っています。私が日々通っているお店をセレクトし、取材し、撮影し、執筆していく。やりたいことドンピシャでうれしかったです。

秋刀魚は台湾の視点で日本文化を紐解く雑誌。独立当初から憧れていたこともあり、とても光栄なお仕事でした。