連載「写真家が一冊の“何か”をつくるまで」完

2020年初夏、私はモヤモヤしていた。好きを仕事にしているのに、たどり着けない場所がある。そこに行くのに何が必要かわからないけれど、まずは自分の表現を一冊の形にしようと決めた。

制作過程や葛藤をありのまま公開したら、きっと参考にしてもらえると息巻き、haconiwaさんに連載企画を持ち込んだ。一冊の”何か”は「あわい」という雑誌になり、発行から1年が経った。

写真家が一冊の”何か”をつくるまで」最終回を執筆しました。1年越しになったのにはわけがあって。それは実際作った後どうなったか、売上などもシェアしようと思っていたから。

ものづくりって、当たり前だけど、つくって終わりじゃない。
つくって、届いて、なんぼだと、最近つくづく思う。

私には、残念ながら、”広く”届ける力がまだ足りない。そこが課題であり、伸びしろでもある。深くずしんと届けるのは得意な気がするのだけど。

楽しいことも大変なことも、ありのまま書いた2年間。クライアントワークに限界感じてるとか、原価への葛藤とか赤裸々に書いたなあ(笑)連載を通じて「私も何かできるかも」と思ってもらえたら、本望です。ぜひ読んでください。

忠地七緒の「写真家が一冊の“何か”をつくるまで」最終回
→あわいはこちら

憧れ、続けている人

「もう二度と履歴書は書かないと決めたんです」

その言葉にどれほど勇気づけられたかわからない。日傘ブランド「coci la elle」が閉店することを知った時、私はずっとその世界観に憧れ、身にまとうことで、力をもらっていることを思い出した。

日傘、ハンカチ、iPhoneケース、一筆箋…。

お店で原画展を開催しており、昨日足を運んだ。どうしても息子と行きたくて、抱っこして。息子は終始緊張した面持ちだった。私は「coci la elle」主宰・ひがしちかさんが生み出した絵や作りあげた空気にふれながら、なんだかうまく言葉が紡げないでいた。

美しさとリアル、繊細と大胆、チャーミングとユーモア。日傘と雨傘、泥臭さと洗練、母と女。その狭間を行き来しながら、夢を見せてくれた方。

読み物本「コシラエルとはなんだっかのか」もとってもとっても良かった。coci la elle誕生秘話からこれまでの奮闘(とっても前向き!)が正直に書かれていて、ひがしさんがお喋りしてるみたい。これからもきっと何度も読み返す、お守りみたいな本。


傘の素(もと)展覧会
会期 2022/9/17(土)~25(日)
時間 11時~18時
場所 東京都江東区三好2-3-2

平日たった1時間がうれしい

平日、息子と過ごす時間が少ない。朝・保育園前と、夕方・お迎え後。夜19時前にすやすや寝るので、ピュアに一緒に遊べる時間が意外とない。そういうものだし、保育園大好きで、一度も泣かずに通っているのでいいのだけれど。

だけど、母は息子不足なのである。息子とふれあいたいのである。いっぱいむぎゅむぎゅしたり、ぎゅーしたいのである。

ということで、結構忙しいのだけれど1時間捻出。今朝は登園を1時間遅らせて、家でゆっくりふたりで遊んだ。絵本読んだり、だっこしたり、積み木カンカンしたり。そしたら、もう本当に満たされた(しかも仕事もちゃんと終えられた)。

仕事は大好きだけど、母としての自分もいる。どちらも毎日バランス良く、なんてことはなかなか難しい。あ〜足りないって思ったら、こまめに調整。

そういえば0歳が終わる時センチメンタルになっていたけど、1歳はさらにかわいい。多分、ずっとかわいい更新中だ。

かわいいと思うキャンペーン

最近、夫をかわいいと思うようにしている。

いきなり何の話。笑 11年一緒にいて、いろんな感情を共有してきた私たち。育休を取ってくれたからか「産後、夫が憎くて仕方ない…!」ということにもならず、そこそこ平穏に過ごしている。

とはいえ、カップル時代とはだいぶ変わってしまった。当たり前だよね〜。イライラしていると悪い部分しか目に入らなくて、グチグチ言ってしまうことも。

でも家庭の平和は夫婦の平和から。夫婦が仲良しであれば、たいていのことは乗り切れる。ということで、夫をかわいいと思いこむようにしている。

ポイントは、本当に思っていなくても、思いこむこと。たとえば背中が丸くてかわいいなとか、あ、慌ててる、かわいいなとか、何でもいい。呪文のように唱えていると、実際、かわいく思えてくるのだ!(大発見)

かわいく思えると、優しくなれて、なんだか最近、関係がいい感じ。

よく何かを成し遂げるとき「先に決めることが大事」って聞く。かわいいから→かわいいと思う、じゃなくて、かわいいと思い込む(先に決める)→本当にかわいいと思える。

気の持ちようだけで夫婦関係が良くなる呪文、結構おすすめです。

【Work】ハーブティーブランド撮影

ハーブティーブランド「daytune.」の撮影を担当しました。WEB、パンフレットなどまるっと撮っています。

日々、ハーブの恩恵を受けながら心身を整えている私。日常使いしているからこそ、暮らしになじむシーンが撮れた気がします。チューニング習慣で、生活にリズムを。→daytume.