【撮影&インタビュー】清澄白河『ARiSE COFFEE ROASTERS』

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シティガイド「HereNow」にて清澄白河のコーヒーショップ『ARiSE COFFEE ROASTERS』さんの魅力に迫る撮影&インタビューを担当しました。

清澄白河のコーヒー店『ARiSE COFFEE ROASTERS』が、ローカルと世界中の旅人から愛されるワケ

私は清澄白河に住んでもうすぐ4年目になろうとしていて、この町がまだ静かだった頃もブルーボトルコーヒーが出店してブームが起こった頃もなんとなく、知っています。どの段階の清澄白河も好きだけれど、最近は古い家が取り壊されたり、お店の方が立ち退きを要求されて、その跡地に新築マンションが建っている…という光景を目にすることがちょこちょこあり、もやもやした気持ちを抱えていました。

新しいお店が増えることも、新しい家が増えることも、新しい人が増えることも、とーーーっても素敵なこと。だけどあまりにもその変化や盛り上がりについていけなくて、何だかな…と思っていました(たった4年しか住んでいないのに、ね)。お店自体も林さんご自身もインタビューで取り上げられることは多いですが「コーヒー」を軸にしたものが多く、町との関係性で語られる記事は少なかったように思います。だからブーム前から清澄白河に住んで、清澄白河にお店を出した林さんの想いを聞いてみたかった。

インタビュー取材は通常、先方に1〜2時間時間を取ってもらって取材することがほとんどです。でも今回に限って言えばただ1〜2時間お店に足を運んで取材するのは違うと思った。お店に何度か足を運び、お店の空気を感じ、お客さんとのやりとりも含めて記事をする必要があるんだと思っていました。だからおおよそ5回程足を運び、他のお客様と混じって話を聞いていくというスタイルで取材をしてみました。もちろんお店や林さんの全てを知ることなんて到底できなかったけれど、それでも型通りのインタビューと比べれば、いいものを書けたんじゃないかと思います。

これが、フリーランスの強み。「早く帰ってこい」という上司もいないし「そんな一つのお店に時間をかけてどうするの?」と言われることもない。正直、時間もお金もかかるけれど、良いものを作りたいという情熱だけで仕事ができる。相手の想いを届けることができる。林さんへのインタビュー取材を経て、自分の取材スタイルが見つけられたな〜って思いました。だから余談だけれど、今後はメディアからお受けしてするインタビュー取材だけじゃなくて、企画&インタビュー&撮影というプランにして、必要としてくれる人がいれば自分から売り込んでいくことも考えています。相手の元に何度も通って、相手の本当の思いを引き出して、魅力を伝える、そんな仕事。例えば言葉にするのが苦手な職人さんとか…?まだイメージは固まっていないのですが。

あと、今回は全てフィルムカメラで撮影させてもらいました。フィルム信者というわけじゃないけれど、でもARiSEさんの魅力はフィルムの方が伝わるかなと思って。

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オフショット。めっちゃ好き。

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左に写るおじいちゃんも、実はキーパーソンなのです。その理由はお店で聞いてみてください◎

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オフショット。豆を買うと林さんが種類などを書いてくれるのが味があって良いなあと思って。


自分にとって色々な挑戦をしたインタビュー取材&撮影だったので、色々と書いてしまいました。でも仕事に対してこれだけ想いを込められるのはとても幸せなことだし、関わってくださる方の理解がないとできなかったと思うのです。林さん、お店の常連さん、たまたま出会ったお客様、編集さんに感謝。

ぜひ、記事をご覧ください。特に3ページ目の展開が大好き。自分の仕事を好きって言えることもとても幸せなことです。

清澄白河のコーヒー店『ARiSE COFFEE ROASTERS』が、ローカルと世界中の旅人から愛されるワケ