いつもと違う選択をすることで、視野がぐんと広がることがあります。
今春、車のある生活をはじめました。都内で車を持つメリットって…?維持費…!と長らく悩んでいましたが、機材を持って地下鉄を奔走することに限界を感じていたこと、子どもが生まれることをきっかけに。
もともと車は好きではありませんでした。一応免許は取っていたものの、見事なペーパードライバー!旅先のチョイスはレンタカーを使わず回れるところ。そんな私が車を所有したことで、思いがけず見える景色が変わったなあと実感しています。
今までは無意識に電車の駅を起点に動いていましたが、車があればどこへだって行ける。思い立って海を眺めに行ったり、ちょっとへんぴな場所にあるパン屋さんを訪れることもできる。今日は向島という町に初めて足を踏み入れ、不思議な喫茶店でマスターとゆるゆる話す経験ができました。電車だと40分、車だと15分。
「車なんて…」長らくそう思っていたけれど、一歩踏み出してみたらその先に新しい世界が広がっていた。停滞している、凝り固まっている、そんな時こそ、自分で世界のドアを拓くことが大事なのかもしれません。