結局、原点回帰なわたし。

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秋田をぐるぐる巡って、大げさにいうと自分のアイデンティティみたいなものを考える。普段は私を知ってくれている人と共に仕事をして、住んでいる町に知り合いも多いし、意外と「はじめまして!」の機会って少ない。でもこの5日間ははじめまして!の連続。自己紹介をする機会が多く、改めて自分の進みたい道が明確になってきた。

と言っても結局原点に戻ってくるのです。

女の子を撮ること。
撮って書いて人の想いやあたたかさを伝えること。
日々の生活を大事に味わうこと。

これがやっぱり大事なのです。

秋田で女の子を撮りまくっていて気付きました。女の子を撮ることはやっぱり天職。最高。ファインダーの中で女の子が笑ったりはしゃいだりきらめいたりする瞬間がたまらない。女の子を撮ることで目の前の女の子を肯定したいし、私の写真を見てくれる女の子も肯定していきたい。

写真を撮ることも好きだけれど、言葉で伝えることが好き。きれいな文章やキャッチコピーみたいなのは正直苦手。でも何だかすごくリアルだったり、じわじわと心に響く言葉を書くことが好き。もちろんインタビューについては、話を引き出すこともその人の想いを汲み取って原稿にするのも好き。そこに自分の写真が添えられれば最強だって信じてる。

日々の生活。あえて”暮らし”じゃなくて”生活”って言いたい。世の中の丁寧ブームも暮らしブームもちょっと疲れちゃったから。そんなに毎日丁寧な暮らしなんてできないぞー!こんにゃろー!でも、でも、自分の生活が崩壊していくのは嫌。自分の身の丈に合った、または、ほんの少し上くらいの生活を送っていきたい。そこが全てのベースになる。毎朝、毎日を大事にできれば、その積み重ねで人生を機嫌よく過ごせる。

以前は、すでに活躍している「誰か」になりたくて、今書いた自分らしさすらもぶらそうとしていた。でも今はもうそんなことない。わたしはわたしでいることが一番なんだと言える。写真と文を紡ぐことで生きていくこと。これからはその自分らしさを強く、太くしていくこと。そして苦手だけれど…変化を受け入れ、直感を信じて柔軟に変化に乗っていくこと。