秋の夜長、セルフケアいかがですか?

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セルフケア。私が最初にその言葉を知ったのは2017年に出版されたモデルのSHIHOさんの著書「SELFCARE」だった気がします。当時はフリーランスになりたてでがむしゃらに進む毎日。

SNSには書かなかったけれど、苦しいことや悩むことは山程あったし、ずっと会社組織で仕事をしていたのにいきなり1人で仕事に邁進する日々。自分の気持ちが落ち込む時はそれがダイレクトに仕事のモチベーションにも影響して困っていました。

「自分のことなのに、自分でコントロールできない」

という現実に気付いてしまったのです。でも毎日生きているならなるべく心地よく過ごしたい。そう思い、この3年試行錯誤を積み重ねてた結果、少しずつ日常的にセルフケアをできるようになりました。

ちなみにセルフケアとは何なのか?人によっていろいろと解釈があると思いますが、わたしは「自分を大事にすること」だと思っています。自分の体や心に目を向け、心地よいことを選び取る。その結果自分の機嫌をフラットorプラスにできること。

セルフケアと聞くと美容のイメージがあるかもしれません。私が考えるセルフケアはもう少し広義。要は自分がうれしいことなら何でもOK。

私はセルフケアのコツを見つけて、随分生きやすくなりました。そこで今日から4回に分けてセルフケアTipsを紹介していこうと思います。今日は導入編。これを読んでから2回目以降を読んでもらうと身に付く度UPな予感です◎

1.セルフケアがどうしても必要だった理由

私がセルフケアが必要だ!と実感したのはフリーランスになったことが大きいです。フリーランス=自由。たしかにそうだけれど「1人社長・1人営業・1人実働部隊」みたいなものなので、仕事結果、クライアントのあの一言、小さな失敗、そういった諸々がダイレクトに自分にやってきます。

同僚がいないので、誰かに笑わせてもらうこともできず、自分で自分を守り、自分の機嫌を取って進んでいく必要があると気づきました。

しかも打たれ強いタイプではない私。誰かの一言ですぐ傷つくし「あんなこと言わなきゃ良かったな」ってことも、まぁあります。

女性特有のホルモンバランスのゆらぎで、月1回の落ち込み期もやってくる。こう書いていると人生って大変です(笑)でもせっかく毎日生きるならなるべく心地よく暮らしたい。じゃあどうする?と思って始めたのがセルフケアでした。

2.じゃあ、どうやってセルフケアを始めたの?

まずは自分がうれしいこと、ときめくこと、テンションが上がることをリスト化することから始めました。

例えば「好きな曲(BUMP OF CHICKENのfire sign)を聞く」「神保町のさぼうるでクリームソーダを飲む」「毒を吐ける友人とお酒を飲む」「アイドルの動画を見る」など。それを来たるべき落ち込み期のためにリスト化しておき、落ち込み期が来たらリストからできることを探し、実行に移しました。

もちろんリストを実行しても気分が晴れない日はあります。そもそも実行する気持ちになれないこともしばしば。でもとにかく3年間愚直にリストを更新し、続けてきました。するとリズムと落ち込むポイント、そこからの復活方法がつかめてきたのです。

たとえば私の場合はこんな感じ(ある日の一例)

【リズム】落ち込むことが多いのはやっぱり生理前
【落ち込みポイント】コミュニケーションがうまく取れていない、ないがしろにされていると感じた時
【復活方法】休めるなら半日〜1日休む、SNSは見ない、好きなものを好きなだけ食べる、本を買う

3.セルフケアの良いところ

「自分をチューニングして、フラットな状態に戻せる」

それを自分の力でできるというのは自信につながります。落ち込んだり傷ついても「大丈夫。私はセルフケアで自分の機嫌が取れるから」って思えるのはすごく強い。あと単純に自分を喜ばせるってすごく心地よい。

もちろんいつも完璧なわけではありません!(声を大にして言いたい)嵐のように落ち込む日もあるし、一人じゃ太刀打ちできない夜もある。

でも最近はいつも毎日同じモチベーションでいるなんて、なんだかつまらないと思っちゃう。色んなことがあってうれしい日もあれば、悲しい日もある。ゆらぎながら生きていて良いと思うんです。

その中でも自分の本意ではない形で、落ち込み期が続くのはもったいない。だからその時のセルフケアです。そう考えるとセルフケアってお守りみたいです。

4.セルフケアに正解なし。人それぞれでいい

ただ、セルフケアに正解はありません。誰かのセルフケアがあなたのセルフケアになる時もあるし、ならない時もある。人によって好きな食べ物が違うのと同じ。だから自分のセルフケアは自分で見つけていくのがおすすめです。

たとえば雑誌に載っているような美容法がセルフケアになる人もいれば、こんなこと大声では言えないけど…ってことがセルフケアになる人もいます。私も人には言えないようなセルフケアリストもあります(笑)でもそれで良いんです。人それぞれ。

セルフケアを本気で大事にしたいなら、自分でセルフケアを模索し、積み重ねていくことをおすすめしたいです(「2.じゃあ、何からセルフケアを始めたの?」のように)。

とは言え、昔の私のようにセルフケア初心者の方がいるとしたら「どんなことがセルフケアの種になるのか」知りたい方もいると思います。そこで次回からは「秋の夜長編」と題して私のセルフケアをご紹介していきます。お楽しみに〜〜!