苦手が得意に変わる働き方/写真と文はクリエイティブスタジオに(2)

一人で働くのが一番。その気持ちが少しずつ変化していったのは、出産が大きなきっかけだったと思う。

たとえば妊娠中。機材を持つのが難しくて、都度、誰かを頼る必要があった。書くのが遅くなってテープ起こしを別のライターさんにお願いしたり、出産直前は夫にアシスタントしてもらったことも。

仕事自体もだいぶ変わった。単発のお仕事が多かったけれど、産後は半年や年単位で時間をかけて、チームで仕事をしていく機会が増えた。

突っ走ってきた今、ふと周りを見渡してみたら大切に育てたいご縁がたくさんあり、一人じゃない形を模索したくなった。


3年前から時々、仕事をお手伝いしてもらっている人がいる。

大塚みつおさん

スタジオアシスタントを経験後、ブツ撮りを得意とするカメラマンに師事し、独立。書籍・カタログ・WEBなど幅広い媒体で活躍している。

おだやかな人柄と豊富なスキルに甘えて、大事な撮影の時は支えてもらっていた。でもふと思ったの。ずっと助けてもらってきたけど、フラットな関係性で仕事できたらもっと楽しいのでは、って。

彼の事務所に遊びに行き、クリエイティブパートナーのことを相談したら、快諾してもらえた。やったー!


特に何かが大きく変わることはないのです。基本はいつもどおり一人で。加えて「私の苦手=彼の得意」なので、仕事の幅がびよーんと伸びる感じ。

・きっちりした物撮り
・精度の高いレタッチ
・ライティングを生かした撮影

こんなことができるように。私が人物を撮影し、物撮りを彼にお任せすることで、人・物トータルでビジュアルを撮り下ろすこともできるし、肌や細かい色合わせなどレタッチの精度もぐんと上がります。ライティングありの撮影もお任せあれ。


これからは大切な人と、互いにプラスになる関係性で仕事をしていく。搾取することなく、みんなうれしい形。一人ひとりと対話し、その人ができることを生かす形。きっと、できる。

特に編集者さん、ライターさん、デザイナーさん、事務仕事が得意な方との出会いを求めています。ピンと来たらいつでもお問い合わせください。


余談1:以前、大塚くんにライティングを相談したら、丁寧な資料を10枚以上作ってくれた。すばらしい知識量と完成度に拍手。

余談2:妊娠中、助手席に同乗してもらうために、自宅まで来てくれたことが何度もある。当たり前のように助けてくれる姿勢、本当に尊敬しています。夫は彼のことを神と呼んでいる。