6日間にわたる写真展「She is ambivalent.」が終わりました。なんと600人を超えるお客様に足を運んでいただき、メディア掲載は10媒体を越えました。ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
今の素直な気持ちを率直に書きます。
モデルの赤坂由梨さんに撮影のご相談をしてから1年と少し。あっという間のように思えて長かったな、色んなことがあったなというのが正直な気持ちです。初めてのことだらけでした。細分化すれば初体験は100個位あったと思います。プロのモデルさんに正式に撮影依頼するのも初めて、ロケコーディネートをお願いするのもスタイリングをお願いするのも、クラウドファンディングも、写真集作るのも大規模な写真展も…ぜ~んぶ初めて!
八方塞がりみたいな気持ちにもなったし、多くの人が関わったプロジェクトだったのでコミュニケーション不足でぶつかったりもしたかなぁ。それでも自分の「やりたい」という気持ちだけで色んな所にガンガン頭をぶつけながらの写真展初日でした。
写真展には毎日出来る限り在廊するようにしていました。だって写真展に足を運んだ時、写真家がいて話した方が絶対楽しいでしょう?そんなシンプルな気持ちで。でもお客様とお話できたからこそ、本当に得るものがたくさんたくさんありました。
一番は「私の写真っていいんだ」という気づきです。もちろん私の写真に興味を持ってくれている人だから写真展に来てくれているのであって、批判意見は出づらいのは承知の上ですが、それでも自分の写真をみんなが「写真の色あいや透明感が良い」「光の使い方が美しい」「素を捉えている感じがして好き」「本当の可愛さが写っている」と評してくれるのは、今まで手探りでやってきた私にとって、自分の写真の方向性に自信を持っても良いのかなと思えて嬉しかったです。
次に「写真って奥深い」ということです。一つの撮影に対してこんなに長い期間向き合ったのは初めてでした。撮影するという行為は「写真」という大枠で見ればカテゴリーの一つでしかなくて、写真をセレクトし、色を考え、プリントをし、展示方法を考え、お客様に楽しんでもらうまで持っていく。「写真」をきちんと味わい尽くせた気がして、写真家として本当に楽しくて幸せでした。
今日の写真展の夕方、モデルさんが来てくれて二人きりになった数分間に少し撮影させてもらいました。何だか感慨深くて、涙が出そうになりました(恥ずかしかったから泣かなかったけど)。その時の写真はきっと良いものだろうな…。
写真展「She is ambivalent.」は、私がフォトグラファーとして生きていく決意表明でもありました。この6日間は通過点であって、次は何をしようかな〜とワクワクしています。今回の撮影で出会った方がたくさんたくさんたっくさんいます!!その方とのご縁を紡ぎ、また一歩一歩新しいステージに上がっていきたいと思います。
女の子のありのままの魅力を撮ること、撮って書いて想いを届けることで、これからも世の中の役に立っていきたいです。お礼を伝えたい方があまりにも多すぎますが、、関わって下さった方、応援してくださった方に感謝の気持ちでいっぱいです。もし良ければこれからも見守ってもらえると嬉しいです。
→お仕事などのご相談はこちらからどうぞ◎
2018.2.14 フォトグラファー/ライター 忠地七緒